国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   怠りは怪我のもと   ミカン

「ゴンッ!!」
ぼくは一瞬、何が起こったのかわらなかった。次の瞬間、猛烈な痛みが襲ってきた。それはセントラルスポーツクラブの体操の時間中のことだった。跳び箱に向かって走っていたぼくは、ロイター板の手前でつまずいてバランスを崩してしまった。そして、跳び箱に顔をぶつけてしまったのだ。ぶつけたときにメガネのフレームが折れ、メガネはだらりとぶら下がっていた。その場に立ち尽くすぼくに先生が
「大丈夫?」
と言いながらよってきた。痛みも増してきて、ただ事ではなくなってきた。
ケガは顔だけで、歩くことはできたので、そのまま同じビルの中の病院に連れて行っててもらった。病院まで行く間もズキズキと痛んだ。病院で応急処置をしている間、母に連絡したらしく、母が病院にやってきた。『大丈夫?』と聞かれ大丈夫なわけがないが、『大丈夫』と答えてしまった。ケガがどんな具合なのか、これから自分はどうなるのか不安で、母にたずねると、ぶつけた所を二針縫うらしい。手術が始まった。目の真上だったので、少し心配だった。麻酔をかけているので痛くなかったが、少しどきどきした。それと同時に、治るかどうか心配だった。
手術は終わった。母の自転車の後ろに乗り、無事に家に帰れそうだった。
しかし、家の少し前まで来たとき、「ガガガッ!!」という音に続いて「ガシャーン」と、自転車が横倒しに倒れた。ぼくの左足が車輪に挟まったのだ。足を取られたぼくは動くことができず、地面に横たわっていた。母は必死だがスポークに挟まれた足は、なかなか抜けない。あまりの痛さに、思わず涙が出てきて、泣いてしまった。靴が挟まっているので、靴を脱がそうとするのだが、足首が動かずそれもできない。しかもその靴がなかなか取れないのだ。通りかけの人にも手伝ってもらい、十分後くらいにようらくとれた。
 ところが、このあとも大変だった。エレベーターがあるとはいえ、家は四階なのだ。左足を引きずりながら、やっとのことでエレベーターの前まで行き、エレベーターを待つまでの時間は拷問だった。家へ入り、靴下を脱いでみると、傷は二ヶ所もあった。皮膚がめくれて、中の肉が見えているみたいだった。片方は直径一センチもあった。自転車を駐輪場に置いて戻ってきた母は、ぼくの様子を見て、あたふたと引き出しから、医療道具を取り出た。消毒薬が傷にしみてまた涙が出てきた。 翌日、目の上の経過を見てもらうために行った病院では、『よく怪我しますね。』と言われてしまった。
 ぼくは、この『泣きっ面に蜂』の痛い経験で一瞬の注意で大変なことになることがわかった。『注意一秒ケガ一生』はけして大げさではない。今度からは注意を怠らないようにしよう。ところで、セントラルのコーチは、跳び箱のときにはぼくのことを持ち出して、みんなに注意してるのかな?

   講評   yuta

夏休みの思い出はたくさんできたかな? 新学期もはりきっていきましょう!
        
 9.1週は進級テストです。合格の条件は3つあります。
1.●印の課題で書くこと。
2.構成・題材・表現・主題の●印が全部できていること。(項目シールをはるか、キーワードのただし書きを入れるのも忘れずに)
3.目標字数を超えていること。
合格目指して、がんばりましょう!♪d(⌒o⌒)b♪

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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