創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
全てのものの価値 周
生態系で調和して生きるための生物の叡智は、人間の神話的「優しさ」に見合う生き方である。自然との調和こそ、我々人類が生存し続けるために避けられない原則である。確かに、私たちが生きるために必要なことを考えていくことが大切だ。例えば、テストがあるので、テスト勉強をしなければならないとなると、ゲームやテレビを見るという必要のないことをやめて勉強に取り掛かる。そして、勉強も「あれが苦手だから先にする。」とか「これは少し確認するだけだからテスト前にする。」というように優先順位をつけていく。人間は便利になることを追求し、優先してダムや道路を作っている。スピードを優先して組んであるダイヤは過密になっている。
しかし、私たちの生活には一見して無駄なものも大切だ。人間とは何の関係もないように見える雑草もそれを食べる動物がいて、それを食べる人間がいるというような食物連鎖がある。必要のない植物や虫、細菌の中には雑草や害虫などを除草剤や殺虫剤を使わずに駆除する「天敵」の役目をするものもある。そんな喰ったり喰われたりの生態系が化学物質など何らかの理由で乱れると、生物が暮らしにくくなってしまう。
確かに、自分に必要なことも、無駄なものもどちらも大切だ。しかし、「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言があるようにすべてのものにこの世の中での価値を見出していかなければならない。<<総合化>>
講評 kira
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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