創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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存在価値 すいーとぽてと
私達は生きていくうえで自分に必要な物を考えていくべきだ。私の通っている学校は、だいたいテスト2週間前に学年の掲示板にテスト範囲の書かれた紙が張り出され、クリーム色の掲示板が紙の白とペンの黒で染まってしまう。テスト1週間前は、少しずつ教科のまとめ等をしていかなければならないので大変だ。まとめるのは、勿論張り出された紙に書かれていた範囲のところだけだ。この間のテストで、私は社会のテスト範囲を少し間違えてしまった。それに気付かず社会のテストに臨んだ。せっかく勉強してきたところが出ていない、と悲しみながら、空白のスペースを出来るだけ減らすようにカンで空欄を埋めていた。テストが終わり、友達に、
「せっかくやってきたのに出なかったんだよ。」
と訴えた。すると、
「だって、そこテスト範囲に入ってないもん。」
と返事が返ってきた。とてもショックだった。もう少し注意深く必要な点を見直せれば、と思った。私達人間は、全ての事にわたって、自分に必要な物事のみを考えると思う。
しかし、無駄な物の値打ちも見つけるべきだ。例えば、昔話の「桃太郎」。なぜ桃太郎は桃から生まれることが出来たのか?なぜ家来は動物たちなのか?昔話は、いくらでも疑問がわいてくる。しかし、昔話は理屈では割り切れない何かがあるのだと思う。こんな一見無駄に思える物語でも、その話の中には大切な何かメッセージがあると思う。だから、永年語り継がれているのだろう。
自分に必要な物を考える事も、無駄な物の値打ちを見つける事も、どちらも大切だ。しかし、「存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。」という名言がある。このように、この世に存在する全てのものに、存在する価値があるのだ。
講評 kira
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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