国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自然との会話   haruka

【要約 意見】

 ラップランドの森は、この夏のわずか数か月の間に、あらゆる草木が一気に芽吹き、花開き、萌えるような緑に包まれる。ラップランドの夏は、まさにすべての生命によって奏でられる地球交響曲のコンサート会場といった雰囲気であった。森の本当の美しさは、嗅覚・聴覚・触覚など五感のすべてが解放されてこそ初めて見えてくる。多様な木々、草花、虫たち、動物たち、風、匂い、光などすべてが深く関わり合って一つの大きな生命体として生きている森。森のすべての生命がそれぞれの役割をにないながら、ともに一つの生命のシンフォニーを奏でている。私は自然のなかの一員であるという自覚を持って生きて行きたい。

【複数の方法1 体験実例】

 そのための方法は第一に、すべてのものが助け合って生きていることに気づくことだ。私達は不快に思うものを、すぐに排除してしまいがちだ。例えば、ミミズ。最近は、あまり見かけなくなったが、私が小学生だった頃はまだ、夏によく姿を現していた。砂遊びをしている最中にひょっこり出てきたミミズに、反射的に砂をかけたりしていた。ミミズの場合は、素手で何とか出来ないので、そのようにして自分の目の前から姿を消さしていたのだ。また、得体の知れない小さな虫。外で飛んでいたら放っておけるのだが、いざ室内に入ってくるとまだ自分に何の害も与えていなくとも、殺虫剤などで殺してしまう。しかし、一見して役立ってないような一匹の無視も、自然界で一つの役割を果たしているのだ。

【複数の方法2 実例】

 また第二の方法としては、地球もひとつの命として大切に守ろうとすることだ。当たり前のことだが、地球は一つ。予備は無いのだ。あるものを有効に使っていかなければならない。たかがポイ捨て一つでも、それが何人もの身勝手な人間によって日常化されると、地球破壊へと繋がっていくことだって有り得るのだ。世界的に有名な山、エベレスト。標高8848メートルのその山の頂上に残されているものは、はじめに登山した登山家達の『ゴミ』だそうだ。それを拾うためだけに、わざわざエベレストを登る人もいる。一人も身勝手が大きな迷惑となるのだ。

【反対意見への理解 名言の引用】

 確かに、快適な暮らしのために開発することも必要だ。しかし『存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。』という名言もあるように、地球はひとつの命として生態系のバランスを保って生きている。人間はその一員として大きく調和して生きていかなければならない。

   講評   tama

 はるさん、こんにちは。いよいよ新学期がスタートしましたね。
 まずは、進級テスト合格、おめでとう! 作文提出と毎日の自習(音読)が、確実に力になっていますね。

【複数の方法1 体験実例】 何気なく生活していると、小さな虫や目に見えないものは気にも留めていないため、突然現れた不快なものをあっさりと排除してしまいがちです。たとえ人間にとって有害であったとしても、地球規模で考えると、自然のもので無駄なものは一つもないのですね。

【複数の方法2 実例】 地球誕生以来の年数に比べると、人間の一生の長さなど足元にも及びません。その人間が、地球を思いのままに操れるわけがないのです。目先のことだけにとらわれず、地球も生き物だということを忘れてはいけませんね。

【反対意見への理解 名言の引用】 自然の中に身を置いたとき、自分がその世界に吸い込まれるような感覚に陥ることがありますね。それは人間が、自然の一員だからです。時には忙しい日常から離れて、自然とじっくり向き合うことで気づくこともあるものです。身近にできることから始めてみましょう。

 主題を大きくとらえて、じっくり考えることができましたね。はるさんにできる「自然との会話」(思ったこと)を考えて結ぶと、更にいいですね。(^^)


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