国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日2376 合計54712
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   家族それぞれの好物   オーロラ

 「青のり先にかけるねー!」(書き出しの工夫)
 私の好物はもっちろん!たこ焼きです。(笑)今の声は、私が食べるときにかけた言葉です。このとき私は大阪に行っていてそこで食べた味は、一生忘れられません。どんな味かというと、食べた瞬間に外側がパリッ!サクサクゥー!という感じがします。そして一番肝心な中身は、これがまた中身と全然違う!外側がパリッ!サクサク!でも中身は、トローリマロヤカァー!それにタコをかじると歯ごたえが違う!トローリ!マロヤカ!&とてもいい歯ごたえ!が合わさると何とも言えない不思議な味!私は、たこ焼きがこんな人の心そこから引き寄せるなんて思っても見ませんでした。家族みんな、たこ焼きが大好きです。
 「ママー!マスカット買うー?」
「うん、でもネオマスカットじゃない本物のマスカットが食べたいなぁ。」
「うん、そうだねぇー。」
 私のお母さんは、マスカットが大好きです。このとき私がお母さんに
「ネオマスカットとマスカットは味がどう違うのぉー?」
と聞いてみたら
「味の濃さが違うのよね。香りもだけど。でも、もうママも思い出せないくらい長いこと食べてない。」
と、お母さんはなつかしそうに言いました。私はいつか本物のマスカットをお母さんといっしょに食べたいと心の中で思いました。
 「かんぱーい!」
 この声は、家族三人の声です。私の飲み物は水、お父さんとお母さんはビールです。
 私のお父さんとお母さんはビールが大好きです。お父さんはあまり酔わないけど、お母さんはすぐに顔が赤くなってしまいます。酔ったときには、顔がまるでタコのようになってしまいます。
「前は全然酔わなかったんだけどなぁ。」
と、お母さんは笑いながら言いました。私がお腹の中にいたときに、アルコールを飲まないでいたら、いつのまにか酔いやすいタイプになってしまったそうです。
 私は、前にビールをなめたことがあります。(四歳ぐらいのときにリンゴジュースと間違えて)そのときの感想は「とにかく苦い」でした。お父さんとお母さんは毎回毎回
「おいしい、おいしい。」
と言って飲んでいるけど私にはそれが不思議でたまりません。(私もこんな苦いのを飲むのかなあ)と思いつつ少し飲んでみたい気がありました。
 私は、家族にもいろんな「好物」があるなぁと心の中で思いました。

   講評   nara

 好きな食べ物のことを考えたり、思い出したり、そして、実際に口にしたりしているとき、みんなの顔はどんな顔かな? ニコニコしていたり、やさしい顔になっていたり、ムフフとにやけていたり、一言で言えば「いい顔」をしているよね。食べ物には、人を幸せな気分にする力があるということかな。
 みんなが大好きなタコ焼きの話は、一度作文に書いているから、書きなれているね。こんなにおいしいタコ焼きの、1つだけいやなところがあるとすれば、大阪でしか食べられないということかもね。だけれど、なかなか食べられないからこそ、食べたときの感動も大きくなるのかな。ふだんよく食べるわけではないという点では、お母さんが好きなマスカットも同じだね。ビールを飲んで赤くなるお母さんの話は「タコ」つながりかなぁ。
 大人が大好きなビールは、子どもにとってはなぞの味だ。あの苦さをおいしいと感じる舌(した)のセンサーが、子どもにはないのだろうね。オーロラちゃんが大きくなったら、きっと家族3人でおいしくビールでカンパイできると思うよ。ビールが大好きなお父さんとお母さんの子どもだからね!
 ビックリマークやハテナマークの後は、1マス空けるときれいだね。ただし、直後が閉じカッコのときは、空けないでいいよ。元々、日本語の文章に使わない記号だから、使い方が不規則なのだろうなぁ。今回のように、大好きなものについて作文を書くときは、どうしても、ビックリマークをたくさん使いたくなってしまうね。ビックリマークを使わずに、気持ちを表現するにはどんな書き方をしたらいいだろう。そういうことも考えていけると、もっともっと作文がうまくなると思うよ。
 進級テストは合格! 8月、バレエの練習などでなかなか作文が書けなかった分、9月にたくさん書けるといいね。今月もいいスタートだ。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)