国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    ユーモアセンス   ブラックベーダ

 生真面目な言い方になりますが、明治以来、日本の文字は喜怒哀楽の怒と哀だけに片寄り過ぎたように思います。ただ、ユーモアというものは、論理で解釈できるものではなく、それを受信する感性の装置をそなえているかどうかなのですね。しかし、ユーモアは、たとえるなら花のかおりのようなもので、口ではうまく説明出来ない。(要約)
 「わっははははははははははははは」
このように、イギリスの人はユーモアを大切にする国だ。だが日本人はあまりユーモアを好まず、真面目なところがある。その証拠にイギリスでは「ユーモアのセンスがないね。」というのはイギリスでは最大の侮辱になっている。
昔、イギリスの首都ロンドンが、空襲にあい、デパートに当たりおおきなあなが空いてしまいました。けれど外の看板に「平常通り営業中、本日より入り口を拡張しました。」と書きました。これを見ると真面目(日本人など)な人は「空襲を受け、穴が空いていますのでご迷惑お掛けします。」と書くべきだと言うに、違いない。
日本でスポーツをやっているときに、ニヤニヤ笑っているとふざけてやっていると思われる。特に試合の時などには「真面目にやっているか!」と言われることもある。
イギリスの人は、いつも笑っているから不真面目だ。という人は日本に多いと思う。けれどイギリスの人たちがいつも笑っているのは楽しいことなどをモッと楽しくするためだと思う。そして困ったことや悲しいことを解決したり、まぎらわすために笑ったりするのだと思う。それに比べて日本の人は、困ったこと、悲しいことを解決出来ずにいるだけだと思う。そう思うと日本人は損をしていてイギリス人はとても得をしている。
私は笑うことは良いことが多いと思う。「笑う角には福来たる」などのことわざも、笑っていれば幸福が訪れるという意味である。
前に聞いた話だが、笑っていれば病気が治ると言っていた。そう思うといつもげらげら笑っていたい(笑)
もしこの地球に少ししか人間が住んでいなければ笑う機会が少なくなると思う。なので笑う機会が多いことは幸せなことだと思う。私は一人でいるときは、あまり笑わないが、大勢でいる時はよく笑うと思う。
笑いは、病気が治ることや悲しいときの解決になったりし、まるで魔法のようだ。けれどどんなときでも笑っていると、へんなので笑うときも考えた方がいい。けれど笑いは人間にとってなくてはならないものである。

   講評   nara

 日本にも「笑う門には福来たる」ということわざがあるように、笑いをプラスにとらえる面があるはずだけれど、「笑っている=不真面目」という感覚も同じくらいか、もっと強くあるようだ。それはどうしてだろうね。江戸時代に落語などがたくさん生まれたことを考えると、日本人も、元々は決して笑いを避けるタイプではなかったと思うけれどなぁ。いつぐらいから、笑いをマイナスにとらえるようになったのか、ブラックベーダ君も考えてみるといいよ。笑っていれば病気が治る、という話も、確かによく耳にする。笑わなくなった日本人は、ちょっぴり元気がなくなっているのかもしれないな。「病は気から」ともいうものね。
 大勢でいるときによく笑うという発見は、おもしろい! 人がたくさんいることで、そこに笑いが生まれるのはどうしてだろう。一人だと笑いが消えやすいのはどうしてだろう。不思議だね。人と人とを笑いがつなげているようなイメージなのかな。もしかしたら、笑い以外の感情も、他の人がいるからこそ、より豊かになるということかもしれないよ。つまり、他者との関わりがより豊かな感情を育むということだね。
 そう考えると、「笑いは人間にとってなくてはならないもの」というブラックベーダ君のまとめも、なるほどそうだなぁと納得がいく。笑うことにはお金はかからない。どんどんどんどん笑って、気持ちが明るくなって、元気が出てくるとしたら、まさに魔法だね。そして、人に等しく笑う力が与えられているのであれば、その魔法を使わない手はない。家にも学校にも社会にも、もっと笑いがあふれるといいね。今回の作文は、よく自分の意見をまとめられた。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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