国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   一番最高!!   ナージャ

 私は、運動会で一番になったことを話したいと思う。
 私は、この五年間徒競走でいつも一番だった。そして、小学校生活最後の運動会がやって来た。
 今年の運動会も一番は余裕だと思っていた私。でも今年一緒に走る人は、県大会にいくほどすごい人と走ることになったので絶対に一番にはなれないと自信が無くなってしまったのである。
 県大会とは、春に行われる通信陸上で三位までに入賞した人が、行くことができる大会だ。だいたい県大会に行く人は、十四秒〜十三秒位の人が行く。そして、県大会で一位になると全国大会へ進むことができる。
 私が、一緒に走る友達は、十四秒位のタイムを出す。それに比べて私は、十五秒位なのでいつも負けてばかりいたのだった。だから私は負けたくない悔しさを胸に毎日毎日、トレーニングを重ねてきた。そのトレーニングのメニューとは、自分の家の周りを百周位してから家に帰って腕立て伏せを百回した後に、腹筋を百回というメニューを続けてきた。
 友達のタイムには、及ばなかったけど徐徐にタイムを縮めることができるようになった。
 そんな不安を抱えながら運動会の日が、来たのであった。
 応援合戦も終わって六年生の徒競走が始まった。さぁ私の走る時がやって来た。いちについて、「ヨーイどん」私は、精一杯走りました。前半の走りでは、負けていましたが、後半私は、必死で走ってなんと私は一番でゴールしていたのだった。
 もう私は、ビックリなんとあの県大会に行くほどすごい人のことを追い越したのです。みんなからもすごいと言われすごく嬉しくてたまらなかった。まるで、ゴールした瞬間に鳥になったのかと思ってしまった。
 中学校に行っても、高校に行っても、良い記録やタイムが、出せるように日々のトレーニングを重ねてまた大会などで一番をとれるように頑張りたいと思う。

   講評   hamura

 県大会に出るほどの人をおさえての一位。感激しました。作文にも、そのがんばりや、不安、うれしさなどがほとばしっています。読む人の心に直接うったえてくる力強さがあります。まず、なんといっても率直に気持ちを書いているところがいいです。「余裕・自信が無くなった・悔しさ・不安・すごい・嬉しくてたまらなかった」など。次に具体的な数字を挙げているのが説得力があります。(秒・百回)同じように、県大会の説明も、走る相手の強さを印象づけます。そうやって事実を積み重ねて、歯切れの良い文章で書き進めた最後に、ゴールの場面で、「まるで・・鳥になったのかと」というたとえで、一気に読み手の想像力が広がります。はなやかな幕切れ、といったところでしょうか。徐々に盛り上げていって最後に爆発、といった感じのすばらしい話の進め方です。ここで終わっても物語としてかっこいいのですが、作文として意見をしっかりと述べたのはよかったです。「トレーニングを重ねればまた、一番をとれるだろう。」と強気にしめて(主題)いいでしょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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