低学年から学力の基礎を作る
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   目標への道   じょー

視覚系は、光を介して物の形を認識する。形なら触感や、聴覚から認識することもできる。ところで、形はどこにあるのだろうか。形は触ってみることである程度の形が解る、つまりそこに形が物体として存在する、形は物の属性である。もう一つは、形は頭の中にある。目からその映像が入り、脳で分析することにって、一目でその形が判断できるといわけである。目は有効な感覚器であるが、相対的に見てしまったとき、物の実際の形がわからない。逆に、我々が「比例」や「相似」を考えることができるのは、本来、視覚系にそういう性質が存在するからであろう。(要約)
 確かに、相対的というのは便利である。このまえ、皆に全国模試が返された。 その模試には、自分の学力レベルが書かれていて、周りの友達と比べあうことが出来る。私は、あまり頭が良くはなく、もちろんレベルも低かったため、やけくそになり、どんどん友達に公開していった。すると、意外な子に勝っていることもあり、そんなときは鼻が天狗になった。おかげで、今自分がクラスでどんな位置にあるのか大体分かったのだが、意外な子に勝てたというのがどうも気持ちを緩くさせてしまう気がする。
 逆に、人生には絶対的なものも必要になるときもある。私は、行きたい大学がある。しかし、そこに行くにはあまりにも学力が乏しい・・・・・・と親に言われるが、自分では何だか行けそうな気がしてならない。毎回、テストだろうと何であろうと目標を立てている。たまに、崩れてしまうこともあるが、ほとんど目標に達していることが多い。自分の中で決めた目標が達成されるのはとても良いことである。しかし、私の目標は社会に通用しない目標なので、他人から見れば当たり前なことばかりなのである。よって、たとえ自分が目標を超えただけでは自己満足の世界になり、本当の目標はもっと高いのである。
 我々にとって相対的であるのは周り全体を見渡せることだが、見渡せる分、上を見ないで下を見てしまう誘惑がある。また、絶対的であるのは、ただ目の前にある一本の道を一途に進むことであり、自分のゴールへの一番の行き方だと思う。しかし、あくまで自分に優しい自分のゴールなのである。大切なのは、相対的でもなく絶対的でもない、結果が一番なのである。私も、相対的、絶対的に囚われず、希望している学校に入りたいと思う。(総合化)

   講評   nane

 相対的な評価のよさの実例は、共感できる。テストの点数をどんどん見せるというところに、じょーさんのオープンな人柄が感じられるね。
 志望校の目標の例もわかりやすい。現在のような管理の多い社会にいると、いつも自分をほかの人との比較で見てしまう習慣ができてしまう。しかし、人間の個性というのは、比較できない絶対のものだから、将来の目標も他人との関係でなく自分自身の本当の希望を優先して考えることが大事。
 アップルのジョブズがスタンフォード大で行った卒業式の講演があるけど、こういう話を聞くと勇気がわくと思うよ。
http://pla-net.org/blog/archives/2005/07/post_87.html 
 見方ではなく、実際の結果だというまとめ方は、いろいろなところで応用できる。昔、トウ小平、黒い猫でも白い猫でも、ネズミをとるのはよい猫だと言ったけど、これはやはり一面の真理だね。
 合格、おめでとう。次回はルピナスの山。10月からまたがんばろうね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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