国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日248 合計52584
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   判断して行動する   りんこ

 自分で判断し決断し行動する。簡単なように見えて、実はとても難しい。我々でも、時として判断に困り、大勢の意見に依存してしまうことも少なくない。その判断が、仮に間違っていても、自分自身に責任があるわけではない。その意味でも、自分自身で判断するより、はるかに気楽である。従って、主体的に判断して、行動したいと言う欲求を除けば、ともすれば他人や集団に依存して行動しまいがちになる。判断力に欠ける子供たちの場合、どうしても他人依存になってしまう。彼らは自分で考え、判断し、決断するといった作業に慣れていないと言ってよい。
 私は、主体的に判断して行動することはいいと思う。この場合、人それぞれ皆違うため、考えることが違う。例えば、なにか好きなことについて絵を描かせたとする。友達・先生・命…たくさんあるだろう。しかし、多分、同じものを描く人はほとんどいないのではないか。そのため、ユーモアがあって面白い。もし、皆同じことについて描いていたら、絵の下手な人と、上手な人とで比べてみても、どうしても同じような感じに見えてきてしまう。だから、面白くないと思う。
 しかし、決められた通りに行動しなくてはいけないこともあると思う。例えば、避難訓練は、いつ何があるか分からないため真剣にやらなくてはいけない。(私達の学校は、あまり真剣にやらずいつも怒られているが…〈笑〉)もし、真剣にやらずに話しながらやっていると、思わぬ事故に繋がってしまう。私達の学校には、「おかし」と呼ばれるキーワードがある。お:おさない、か:考える、し:静かに。という意味だったと思うが、少し違うような気もする(笑)その通りに行動しなくてはならないのだが、本当に皆だらけているのだ。
 確かに、主体的に判断して行動することも決められた通りに行動することも大切である。しかし、もっとも大切なのは、「始めることも大切だが、やり遂げることのほうが、もっと大切である」と言う言葉のように、なにかを最後まで責任を持ってやり遂げることだと思う。(総合化)

   講評   huzi

 自分で判断して行動するためには、結果を受け止める力も必要ですね。子どもには、まだその力が備わっていないこともあります。さまざまな経験を通して、養われていくのでしょう。
  日常生活の中から場面を思い起こして、【複数の意見】に構成していますね。自分の個性を楽しみながら過ごすためには、主体的な判断が生きることも多いですね。たとえば、食事に行って「何にする?」と決めるとき、みんな同じものだとおもしろくない。実例の絵の話も、そういうことですね。
 一方、他人依存も悪いことばかりではありません。他人に従うことでまとまりができ、効率よく行動ができる場合もあります。「依存」の範囲を少し広げてみると、【意見2】に挙げた考え方につながっていくのですが、この「広げる」ができるかどうかが、意見の分かれ目かな。ところで「お」は、「おさない」だったっけ? 「落ち着いて」と聞いたような気もします(笑)。
 【名言引用】、今回は名言集の中からピックアップしましたね。自分の判断ではないからダメとか、決められたとおりにしないからダメと決め付けることなく、目標があるなら、最後までやり遂げることが大切ですね。【総合化】は、過不足ない仕上がりになりました。

 進級試験は、クリア!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)