国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   気合だ!   PINPA

 私は物事を考える上で他人にとらわれず自分の意見を素直に持ち続けることは大切だと思う。例としてこんな話をあげてみよう。
地動説を初めてこの地球上で証明した天文学者コペルニクスはこの地動説についての『天体の回転について』という本の校正刷りが出来た時には死の床にあったという劇的な話は有名だ。では、ガリレオやブルーノを知っているだろうか。これらの人物は地動説を信じ無残な死を遂げたという勇敢な者達だ。ブルーノは大変地動説を支持した修道僧だ。彼は自分の考えを広めようとあちこちで講演をしたが、当時の法王の天動説的常識、聖書の教えにそむくものとされローマの公園で火あぶりにされたのだ。又ガリレオは木星を回る4つの星の動きを望遠鏡で観察し地動説を確信し宗教裁判にかけられた。
このように上の2人の人物は自分の意見を信じたばかりに無残な人生を送っている。しかし、今日では地動説という科学的考えも確信され地動説は子供までもが知っている当たり前になっている。これは自分の意見を持ち続けることによって得られた結果なのではないか。だからこそ他人にとらわれず自分の意見を持つのは大切だと思う。
しかし他人の意見を尊重してみることも大切だと思う。作文、工作、絵、運動その他何でも。人はたった一人では生きていくことは出来ない。どんなに強い人でも他人の助けが無ければ生きていくことは出来ないのだ。
例えば私が小学生の頃の話だが、毎週ある『言葉の森』での作文のアイディアが浮かばない時に母や先生に協力してもらいながら作文を考えたことがたびたびある。その甲斐もあって今では自分ひとりで考えることが出来るようになった。
他にも私が所属しているソフトテニス部では先輩や高校生、他校の選手のプレーを見て学ぶことはたくさんある。このように自分ひとりで研究する以外にも実力向上は出来るのだ。
しかし、本当に一番大切なのは自分だけを頼るか、他人の意見を取り入れるかということではなく最後まで根気よく何事にも諦めないで出来るかということなのだ。どんなにやり方に工夫しても途中でくじいてやめてしまっては終わりだ。何事にも三日坊主ではいけない。『私達の人生は私達が費やしただけの価値がある』という名言があるように、どんなにたくさんの事を行ったとしても最後までやらなければ価値が無い。諦めずに最後までやることが大切なのだ。気合だ!気合だ!気合だ!オイ!オイ!

   講評   mako

 自分の信念を貫くことも、反対に自分を絶対視しないで他人と共生することもどちらも大切ということです。このバランスが難しいね。
 コペルニクスの話を持ってきたところはよかったね。こんなふうに知っていることを作文の中に取り入れて書くのはいいことです。
 PINPAさんは自分の意志を最後まで通したことはありますか? だれにでも何か一つぐらいそういう体験はあると思います。でも、それが良かったと思うことばかりではないところが複雑です。たとえ結果がどうであれ、自分で判断し決断し行動したのだという責任を持つことが一番大事かな……。だから人はいつまでも迷うのよね……。
 

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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