国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   じぶんのままに   ☆マリー☆

じぶんのなかになんの根拠もないまま、じぶんの同一性を確保しようとするなら、〜ではないというかたちで、ネガティブにじぶんを規定するしかない。じぶんは女ではない、子どもではない、白人ではない、病気ではない…そういうことすら不可能なとき、ぼくらはじぶんでないもの、他なるものの感染、あるいはそれとの接触を徹底して回避しようとする。清潔症候群(シンドローム)というのも、まさにそういうコンテクストで現れてきたのではないだろうか。ぼくらはじぶんの存在をじぶんという閉じられた領域のなかに確認することはできない。ちょっとややこしい言い方をすると、ぼくらには「他者の他者」としてはじめてじぶんを経験できるというところがある。ぼくは他の「わたし」の世界のなかにある一つの場所をもっているのでなければならないということだ。それが他者の他者としてのじぶんの存在ということである。自分は小学生ではない。という否定的な形でアンデンティティを確保するよりも他者との関係からアンデンティティを確立する方が良いと思う。
 (理由1)また第二の理由としては、他人との関係の中でアンデンティティを確立させようとすると自分が成長できるからだ。私は、勉強で同じような体験をした。私は塾に行っている。社会の授業のとき、先生はかぎって前の日にあったことを復習して生徒に質問してくる。たまたま、私がその質問に答えられたとき、とても嬉しかった。頭にこんなにはいっていたとは思いもよらなかった。でも、答えられたとき先生は
「うん。よく覚えていたな」
とほめ言葉をくれる。私はなんとなく嬉しい。これからもがんばって覚えようと思えた。
 (理由2)他人との関係の中でアンデンティティを確立させようとすると自分に自身がつくからである。私は、部活で同じような体験をした。私は陸上部の試合で800mにでた。とくに速いといわれる中学がでていて私はその人に勝つのは無理かもしれないけどすこしでも差をちぢめたいと思いながら走る。
「どうせ負けるからいいや」
と思わず、プラス思考で考えていったほうがいい。すこしでもその人と差がちぢまれば、次の試合の自身にもなる。
 確かに否定的な形でアンデンティティを確立する方が簡単である。しかし「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである」という名言があるように他者との関係の中でアンデンティティを確立いていく方が前向きで自分の良いところをさらにのばしていくことができると思う。

   講評   koni


 難しい長文でしたが、頑張って仕上げてくれましたね。

 第一段落の要約は、うまくまとめることができましたね。是非の主題も明確にできました。

 第二段落では、理由1を最初に挙げ、塾で先生に褒められた体験実例を書くことができました。先生に褒められて認められることで、さらに頑張ろうという気持ちになりますね。

 第三段落では、理由2を最初に挙げ、部活の体験実例を書くことができました。ぴったりの体験実例ですね。「どうせ、あんなすごい人と走るんだから、私が勝てるわけがない。」と思って走るより、「あんなすごい人と走れて嬉しい。」と思って走るほうが、楽しいですものね。他人との関係の中で私たちは成長していくのですね。
☆「自身→自信」

 第四段落では、反対意見の理解をして、名言の引用と是非の主題でまとめることができました。

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