国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   助け合いの心と独立心   

 ヨーロッパの日常の生活から考えた文化は、長所も短所も市民意識の堅固さに関係する。今世紀にいたって崩壊したと言われるこれは、今なおあらゆる人の生活の背骨をなしている。そして、市民の各人が自己を把握しているから、独立的で強くたのもしい。しかしつよい市民意識は、非常にしばしば、せまくるしい、自己満足的なそして利己的なにおいを発散させる。それに、外的な立派さのかげに空虚がのぞき、愛にとぼしい。そんな、個人が独立した文化を取り入れるときに短所を取り入れてしまっては、創造の活力は湧きあがってこないのだが、そんなことは不可能だろう。だから、日本人自身の内部からの力が湧いて、自力を持って追求していかねばならない。
 確かに、個人が自立した社会はよいと思う。例えば、ヨーロッパでは子供を自立させるために親とはなれて寝かせる。だから、同年齢でも日本よりヨーロッパのほうが大人っぽく見える。僕は小学校3,4年生ぐらいまで親といっしょに寝ていた。それから一人で寝るようになってからも熱が出たときなどはいっしょに寝ていた。だから、自立心がヨーロッパの子供よりもないと思う。やはり、僕は自立心があるほうが積極的でいいと思う。
 しかし、お互いに助け合っていく社会もよい。日本は基本的に助け合いの精神が発達している。昔は近くに住んでいる人がどんな人か、どんな家族かなどすべて知っていたりして近所付き合いが多かったらしい。困ったことがあれば、助けたり、助けられたりしていたのだろう。最近は少しそんな関係が薄れてきてマンションなら隣がどんな人かわからないということもあるが、それでも、何かあったときには助けたりする。
 個人が独立している社会、そして助け合っている社会、そのどちらにも良さがある。しかし、「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである。」という名言があるように、両方の短所をなくすためにどちらの社会もあわせて緊急事態のときだけ助け合い、あとは温かく見守るようにする。そうすれば短所が少なくなってよりよい社会になっていくだろう。<<総合化>>

   講評   kira


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