国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   盗人   JR東海

「くッくッくッ。」
とかしらは、笑いが腹の中からこみあげてくるのが、とまりませんでした。
「これで弟子たちに自慢ができるて。きさまたちが、ばかづらさげて、村の中をあるいているあいだに、わしはもう牛の仔をいっぴき盗んだ、といって。」
 そうです。ほんとうに、盗人(ぬすびと)のかしらは泣いていたのであります。——かしらは嬉しかったのです。みんながじぶんを信用してはくれなかったのです。ところが、この草鞋(わらじ)をはいた子どもは、盗人であるじぶんに牛の仔をあずけてくれました。じぶんをいい人間であると思ってくれたのでした。またこの仔牛も、じぶんをちっともいやがらずおとなしくしております。じぶんが母牛ででもあるかのように、そばにすりよっています。子どもも仔牛も、じぶんを信用しているのです。こんなことは、盗人のじぶんには、はじめてのことであります。人に信用されるというのは、なんといううれしいことでありましょう。……
 かしらの眼から涙が流れてとまらないのはそういうわけなのでした。<<三文ぬきがき
ぼくは、この話を読んで、この、この草鞋(わらじ)をはいた子どもが、盗人にいい役目をしたと思いました。
 ぼくにも、にた話があります。
ある日、友達と喧嘩をしました。帰ってお兄ちゃんに言うと、「まあ、そいつが馬鹿だったんだろ、」となだメンテナンスしてくれました。<<ダジャレ表現。
もしぼくが、盗人だったら、このウシに乗って、どこかで、「くッくッくッ。」といいながら、泣いていると思います。
僕は、この話を読んで、人は、信用しあって生きていた方がいいとおもいました。<<心の中で思ったこと。

   講評   miri


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