創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自立と協力   すいーとぽてと

 私が一年余ドイツに滞在して受けた印象からいうと、先方の長所も短所も、一般の人々における市民意識の堅固さに関係するのであった。ヨーロッパの長所は、同時に短所をともなっている。強い市民意識は、非常にしばしば、せまくるしい、自己満足的な、そして利己的なにおいを発散させている。ひとの生活に無用に干渉しないかわりに、自分さえよければ良いという態度が、ほのみえる。愛に乏しい生活なのである。現代の日本人が、やがて自立的な個人のあり方という彼らの文化の長所を身につけるときがあるにせよ、この短所までも取り入れてはならない。
 確かに、個人が自立していることは大切だ。最近、学校の音楽の授業で、クラシックを聴いている。たくさんの楽器が使われていて、とても綺麗な音色だが、テンポが揃っていなければ、ただの騒音としか感じられないと思う。一人一人が上手くないと、あんなに綺麗に演奏できないだろう。
 しかし、お互い助け合うことも大切だ。今、私達は今度行われる文化祭の準備をしている。私達のクラスは、「シャボン玉」について調べる事になっている。まだあまり進んでいないが、皆で協力して資料を集めて、どのような内容にすればよいか話し合っている。「実験をした方が面白い」という意見が出たので、この間は学校の近くの商店街でシャボン玉を買った。去年の文化祭では、遊んだりしている人もいれば、ボーっと席に座っている人もいる等と、お互い協力し合えなかったと思う。だから、一人の子が4枚くらい家で書いてくることになってしまった。今回はそのような事にならぬよう、時間はあまりないが、お互い助け合って、より良い展示ができれば良いと、思っている。
 個人が自立していることも、お互いに助け合っていくことも、どちらも大切だ。しかし、「短所をなくす一番良い方法は、今ある長所を伸ばすことである。」という名言がある。このように、最も大切なのは、両方を上手く両立させていくことだ。

   講評   kira


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