国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
私が一番 風信子
私が一番 風信子
「一番になったことかあ。そんなの、全く考えたことなんてないな。私が一番。」
言葉の森から電話が来て、出された題に、不満を抱いた。私は色々考えたが、私が一番なことなんてないと思った。けれど、私が一番だと思うことがあった。それは、人を、ほっとさせるようなそんな雰囲気があることだと思う。
私は、五年生の、一学期に、参観日があり、みんなのお母さんたちが来ていた。もちろん、私のお母さんも 来ていた。そして、授業が終わり、友達が、私のところに来た。最初は笑って、「信子、あのね、」といった。
私が、『ん。』というと、友達が、うつむいていた。私が、『どうしたの。』と聞くと、友達の肩が、小刻みに揺れていた。そして、友達が、顔を上げて私を見た。友達が泣いていた。私は、とてもビックリした。すると、友達が、『あのね、うちのママが来なかった。ママね、仕事がいつも忙しくて、いっつも来れないの。ずっと昔一回だけきてくれただけでさ。もういやになっちゃって。泣かないようにしようと思ったけど、信子の顔見たらないちゃった。』と泣きながらいった。私は友達をなぐさめた。こういうことがあってから、私は、人をほっとさせる雰囲気があると思った。
私は、もっともっと ひとのやくにたちたいとおもった。
講評 miki
「一番になったこと」という題名課題で、風信子さんは、思い当たる一番がなくて、しばらく考えていたようですが、だれにも負けない、すぐれたナンバーワンを見つけましたね。(^_-)-☆
『人を、ほっとさせるようなそんな雰囲気があること』は、あなたにとっても、周りの人たちにとっても、実にすばらしい個性であり、宝物ですよね。
参観日の出来事を通して、あなたが、春風のように温かい心の持ち主で、それが,風信子さんの身辺を優しく包んでいるのだな、というふうに、先生は強く感じました。
これまでの風信子さんが書き上げた作品の中からも、生き物を大切に育てたり、とてもすてきな「たとえ」を使って文章表現をしたりするので、思いやりのあふれたあなたの人柄(ひとがら)が、作文の中に、よくにじみ出ていましたよ。
どうか、これからも、自信を持って、周囲の人々の心をなごませてあげてくださいね。
△ひとのやくにたちたい→人の役にたちたい
☆◎☆◎☆彡→
パソコンで作文を書くとき、段落をつけたら、必ずエンターキーで、ひとマスあけるようにしましょうね。(^^)/~~~
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |