創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   動物とのあいさつ行動の違い   レックウザ

 長い間、互いに会うことのなかった旧友どうしが久々に再会したときの情景を思い浮かべてみよう。二人のとるあいさつ行動が入念かつ長いものであることは、容易に想像できる。ところがこのまったく同じ二人が数日後に再び会えば、この人たちのあいさつは、前よりはるかに簡単なものになることは想像に難くない。別れの場合にも、まったく同じことが言える。学校で明日また会うことがわかっている友達には、ごく簡単な「さよなら」とか「じゃね」ぐらいで済ます人でも、その友人が長期にわたる外国留学に出かけることにでもなれば、わざわざ時間をさいて空港にまで出向き、いろいろと話をしたあと、ロビーで手を握って別れを惜しむようなことになる。動物の場合も同じで、旅行などで主人が長い間家をあけた後帰宅したようなとき、飼犬が喜びのあまり飛び跳ねて主人を迎えることは、犬を飼ったことのある人ならば誰でも知っているとおりである。人間と動物のあいさつ行動で大きく違う点は、動物は先の予測ができないため、別離のあいさつがないことである。
 私には、この話がとてもよくわかる。日本に住んでいたときは、友達に軽いさよならしか言わなかった。しかし私がこれからアメリカに行くためのホテルに泊まるとき、友達は最後まで手を振ってくれた。私はそのとき、まるで蛇口からチョロチョロと出てくる水のような涙を流したのである。
 もう一つ同じことがある。私はロンという犬を飼っているのだが、長い間家にひとりぼっちにしておいて、そして帰ってくると自分のハウスから出そうなぐらい、高いジャンプをする。まあ、ちょっとでもひとりぼっちにして帰ってくると、すぐにジャンプをするが。
 私はこの話を読んで、動物と人間のあいさつ行動の違いはちゃんとあるのだなと思った。

   講評   hoemi

理菜ちゃん、こんにちは。あいさつはコミュニケーションを潤滑にするための手段として重要だよね。人間と動物のあいさつ行動の違いについてうまくまとめられました。よくがんばったね♪
【要約】
日常的な再会と別れ、久々の再会と長期にわたる別れではあいさつの仕方が異なるということを中心にまとめてくれたね。全体のバランスを考えると要約が長めなので、もう少し重要な文章をしぼって抜き書きしてみるとすっきりしていいよ。
【体験実例】
理菜ちゃんは長文に出てくるような種類のあいさつを何度も経験しているんだね。長い別れのあいさつをした時の理菜ちゃんの心の動きなども書いてみよう。またロンちゃんの話もよくわかるなぁ。全身で愛情表現をする姿が目に浮かぶよ。それだけ理菜ちゃん達との絆が強いんだよね。
【たとえ】
友達と別れる時に流した涙を「まるで蛇口からチョロチョロと出てくる水のような涙」とたとえるとはユニークだね。理菜ちゃんのたとえにはユーモアがあってとても良いよ♪
【分かったこと】
動物と人間とではあいさつ行動に違いがあるのだと分かったんだね。確かに動物同士での別れのあいさつなんて聞いたことないよね。人間に対しても人間が働きかけない限り「別れ」を察知してあいさつするということは考えにくいね。長文全体の感想ももう少し具体的に書いてみよう!

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