創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2426 今日1551 合計53887
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   絶対的と相対的   

 視覚系は光を介して物の形を認知するが、物の大きさの絶対値が分からない。そして、相似の性質はまさしく視覚系の性質である。相対的に物を考えるということはとても良いことである。何かを買うときは同じ品物であれば、「こっちのほうが安い!」とか考えてなるべく安い店を探して買い求める。テストでも「○○くんより合計点数が勝った!」とか、「△△くんに負けた〜!」ということで次もがんばるぞ!という気になる。銀行のロビーには必ずといっていいほど、背の高い観葉植物が置いてあるが、それは銀行強盗の犯人の背の高さの目安にするためだと聞いたことがある。確かに後から犯人の特徴を聞かれたときに、観葉植物の高さを基準にすると身長が分かりやすい。
 しかし、相対的な考え方だけでなく、絶対的なものの考え方も必要である。例えば、使いきれないほどのお金を持っていて幸せそうな家族だが、実は食事は一人ひとりばらばらで会話のない家族がある。また逆に、お金に困っていて貧しい食卓でも、家族で笑いながらにぎやかに食事している家族もある。だから、傍から見てこの家族は幸せであの家族は幸せじゃないというのは一概には決めることはできない。
 確かに、物事には、相対的な考え方も絶対的な考え方も必要である。だから、「悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのである。」という名言があるように一つの考え方だけに絞るのではなく、時と場合によって使い分けていくことによって、自分の進歩を助けていくことになるのではないだろうか。<<総合化>>

   講評   kira


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)