国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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無駄な物など(清書) くろーばー
噴水のように何の役にも立たないものをなぜ都市に出現させるかと言うと、住民に衝撃を与え、新たな文化を作り出すためだ。噴水の真に噴水たるものを見えにくくさせることをせずに、噴水はただ単に水を噴き上げていればいいという考えがあれば良いのである。
私もたまに『これは意味がないんじゃないの。』と言うようなものを目にする。それだけでなく、食べられない葉やなくてもあまり必要性が無い調味料などもあるだろう。ついこの前の事。あるレストランに食事に行ったら、色々なオブジェが飾られている。だがしかし、その飾りに不満を感じるわけではなかった。無くても良いが、あったほうが良い。なぜかは分からなくても、そのような飾りなどが店内にあっても違和感は無いし、豪華な飾りつけは見ているだけでなんだかいい気分になる。それにお皿がきれいなのでのっている料理を引き立てているようだ。いかにも美味しそうに見えてくる。そういう演出などというのは印象やその物の中身を左右するものだと思う。
これは私の父の話。父はサッカー観戦とゴルフが大好きで、昔私の家があった県の地元チームを応援している。そのチームはけして強くは無くて、TVで試合が放送されない。(ガーン)スカイ・パーフェクト・TV(スカパー!のこと)に入れば見られるが、うちのマンションは出来ない事が判明。それ以来、見に行ける試合はがんばって行っている。私もそのチームを応援していない事も無いのだが、わざわざお金を出して、チケットを買って、交通費と長い時間をかけてまで見に行こうとは思わない。はっきりいえば無駄使いである。ゴルフもそうだ。ゴルフをやるときは結構遠いところまで行くので早く起きなければいけないからゆっくり寝れないし、クラブを買うお金も自腹だ。やはりこちらも無駄だが、そのおかげで父はニッコリだから(でもサッカーが負けると大変だー!)、お金を溝に捨ててはいない。それに祝日も平日も仕事ばっかり、無駄な時間はすべて仕事を詰め込んで・・・なんてやっていたら疲れてしまう。やっぱり趣味もほどほどに、なのだろう。
無駄なものをこの世界から無くし、必要とされる物だけにしてしまったらどうなるだろう。そこにはきっと信じられない世界が広がっているに違いない。観賞するものも、タバコも、ぬいぐるみも、味を出すための調味料も、すべてがいらない、というわけではなく、他の人からみれば迷惑なものもあるけれど、その人には無ければ生きていけないものかもしれない。きっとそれぞれの歩んできた道、あるいは日本全体の『文化』であると思う。人間にとって文化は、誰しもの人生にかならずある、というより無くてはならない物だ。私はこれから、この国のこの時代に生まれたからこそ味わえる様々な文化の大切さを知り、この世には絶対にどう考えても無駄というものは無いと信じて生きて行きたい。
講評 yoo
くろーばーさん、こんにちは。今月も上手に清書できました! 先週は祝日でしたが、いつもと同じようにしっかり書いてくれましたね。感心しましたよ! 「決まった時間に必ずする」という学習の習慣は、何かを学ぶ上でとても大切なことです。よくがんばってくれたね。たいへんよくできました。(^o^)/
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