創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   やり遂げる事   すいーとぽてと

 我々が社会生活を送っていく以上、自分で考え、自分自身で判断しなければならない事は当然の事であり、ときには厳しい決断を迫られることも少なくない。
 確かに、主体的な生き方は大切だ。中学1年生の初めの頃、自分の入りたい部活動の話で盛り上がっていた。私は、始めから演劇部にしよう、と思っていた。しかし、私の友達は、
「バレーボール部に行く。」
と言っていた。いつも一緒にいる友達と離れてしまうということで、とても不安な気持ちでいっぱいだった。けれども、私は演劇をやりたいと決めていたため、バレーボール部には入らなかった。演劇部の1学年上の先輩と、今年入部する私達との顔合わせミーティングが開かれた。私達中学1年生の中でも、知っている人は同じクラスの人1人だけで、周りは全く知らない人。先輩も同学年も、皆とても個性が強そうで、ここで気が合う友達はできるだろうかと、不安に思う気持ちはさらに強まった。しかし、話してみると話しやすく、少しずつ、不安は消えて行った。今では、同学年の人とは全く気を遣わないで話せるようになった。話も合うので、とても盛り上がる。先輩も、厳しいけれど、優しくて、面白い。そのため、部活動が始まる少し前から、今日は何をするのかな、とわくわくしてしまう。自分で決断した事もあって、毎日充実した部活動が送れていて、とても満足している。
 しかし、他人の意見を取り入れるのも大切だ。昔話は、失敗してしまった人の話、逆に大成功した人の話などがあるが、これは生きていくうえでとても参考になる。例えば、「一寸法師」。彼は、産まれたときからとても小さい少年だった。都に行けば「背」が高くなる方法がわかるかもしれないと言うことで、おわんに乗って針の刀を持って、出かけていった。そこで綺麗なお姫様に出会い、お姫様は一寸法師と常に一緒にいた。ある日、彼女は鬼に絡まれてしまうが、一寸法師が小さい身体を利用して、お姫様を助けた。鬼は打ち出の小槌を置いて行ってしまったので、それで一寸法師の「背」を出し、大きくなった彼とお姫様が結婚すると言う話だ。彼は、背が周りよりも低ということで、人生を諦めなかったことの褒美として、背を高くすることができたのだと思う。「何事も諦めずにまず挑戦してみる」ということをこの話では学んだ。このように、自分と違う体験をした人からの話を聞くことも大切だ。
 主体的な生き方も、他人の意見を取り入れることも大切だ。しかし、「始める事も大切だが、やり遂げることの方が、もっと大切である。」という名言がある。このように、最も大切な事は、自分の目標に向かって最後までやり通す事である。

   講評   kira


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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