国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   名前は命 命は名前   えしい

 僕の名前は『■■周平(■■■■しゅうへい)』である。この名前に対し、僕はこう考えた。「この名前の漢字はいろいろある。修平、秀平、宗平、脩平…とあるが、何故この名前の漢字が『周平』であるのか」…。というわけで、僕の名前について語ろうと思う。
 前のことだが、母に聞いてみた。「父の名前は『和広』、それと『周平』を比べてごらん。実は、『平』と『和』があるじゃない。それをくっつけると、『平和』であるではないか。そう、世の中は平和でありますようにと願い、それで君の名前は『周平』としたのさ。」…平和。だったら、戦争もなく、事件もなく、何事も起こらないというのに、何故こんな世の中に、『同時多発テロ』『イラク戦争』『アスベスト問題』というものが起きるのか、何故こんな名前が付けられたのか、全然平和でないか、と僕は思った。しかし、名前は元々変えることはできないものなのである。また、昔、自分の名前に対し、不思議に思っている僕も何故か気に入っていたのだろう。実はその名前に利点がある。全て、名前だけに使われる漢字があるわけでもなく、小学生で習う漢字だけ、その僕の名前に使われているのである。だから簡単。あの『周』は、『修』などより簡単だからこれにしたのか、と思った。まるで、動物みたいだった。名前…それは、生物に付けられる呼び名である。それには、意味が隠れているのである。
 名前というのは、もちろん動物にもある。『アジアゾウ』『レッサーパンダ』『イリオモテヤマネコ』などである。国名も名前といっても良い。一部、漢字に変えることができる。『伊太利亜』『仏蘭西』『露西亜』『亜米利加』『埃及』『伯剌西爾』『英吉利』『独逸』『西班牙』などがそうだ。子供は読めないと思うが、普通『アメリカ』のように、片仮名で表すこともある。歴史人物だってそうだ。牛若丸が源義経、羽柴秀吉が豊臣秀吉、などである。また、読みにくい名前もあるのである。母、今は『岩山』であるが、結婚する前は『中吉』であった。結婚すると、父と母の名字が同じになる。もちろん、名前は外国とは違う。というか、仕組みがわからないのである。名前は、はっきりいって不思議である。
 名前は人間にとって命の一部である。僕を、『イワシュウ』と呼ぶことがある。生物は必ず名前がある。あれは、腐っても鯛である。人が亡くなっても、名前は地上に残る。僕は、名前を残さない…。

   講評   miri


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