創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   の●●   のんのんいちご

 「のんちゃん」友達が急ぎながら私を呼んでいる。私の本当の名前は「の●●」だ。この名前は、お母さんが考えたそうだ。お母さんが考えてくれた「の●●」という名前は、気に入っている。けれど、私の名字が「三馬」というのは、あまり気に入らない。それは、「みま」と読むのに「さんまさん」とか「みうまさん」と読まれてしまう時があるからだ。
 例えば、銀行の窓口係の人に「さんまさーん」と、周りに待っている人が沢山いるのに、大きな声で呼ばれてしまったとき、自分しか本当の名前は、知らないが、はずかしかった。だから、私は、「三馬」という名字が気に入らないのである。のはらという名前の由来は、どこからきたのか、お母さんに聞いてみた。
「生まれた赤ちゃんを思い浮かべているうちに、たんぽぽや野草が咲き乱れている中で遊んでいる姿が思い浮かんだ。」と言っていた。さっき、「うまれたあかちゃんをおもいうかべているうちに」とあったが、これは、私が生まれてからすぐ病気になってしまって、生まれた所と違う病院に転送されたからだ。
 お母さんは、赤ちゃんを思い浮かべながら名前をつけたから、すごいと思った。
 私の一番の友達に「翔子」と言う名前の子がいる。この子のお父さんは、「ハングライダー」が好きで、休みの日は、長野の山に行って、空を飛んでいるそうだ。
 私は、
「大空を羽ばたくような子になってほしい」
 と言うふうに思って『翔子』とつけたのかと思った。
 私の名前もみんなの名前も、いろんな意味があるということがわかった。
 人間にとって名前とは、お母さんやお父さんがつけてくれた、宝物だと思った。
 「待って」私は大きな声で言うと友達を追って階段を降りた。

   講評   nanako

 今週は、「私の名前」という課題で作文を書いてくれましたね。の●●ちゃんの作文を読んで、とても心が温かくなりました。「元気にすくすくと育ちますように」というお母さん(もちろんお父さんもね)の思いが込められたすてきな名前を、これからもずっと大切にしてくださいね。
 「のんちゃん」と呼ぶお友だちの声での書き出しと、「待って」と返事をしたの●●ちゃんの声での結びがとてもうまいね。「書き出しの結び」がとてもじょうずにできました。
 名前は気に入っているけれど、名字はあまり好きではないという理由を実際の体験を入れながら書くことができたね。銀行での話は、の●●ちゃんの恥ずかしい気持ちがとてもよく伝わるいい話でした。名前はいろんな読み方ができるので本当に難しいけれど「さんまさ〜ん」はちょっとね。^^;
 「の●●」という名前の由来をお母さんに聞いて「聞いた話」をうまく入れることができたね。生まれてすぐに病気になってしまったなんて、きっとお父さんもお母さんもものすごく心配されたことだと思います。早く元気になってきれいな花がたくさん咲いている広いの●●で遊べるようになってほしい・・・、そんな思いが込められているのだね。その通り、こんなに元気に大きくなったの●●ちゃん、よかった!
 お友だちの名前についても書くことができたね。話題が広がってとてもいいね。最後の一般化もしっかりできましたね。

 項目シールの代わりに≪構成≫のように入れておこう。(山カッコは全角です)

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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