国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   効力感を手に入れる   FLASH

 効力感は、ただ自分の努力によって好ましい変化を引き起こすことができた、というだけでは伸びていくものではない。之こそ自分のしたいことだと思える活動や達成を選び、そこでの自己向上が実感されて、初めて真の効力感は獲得されるからだ。効力感を伸ばすと言うと、何か特別なことをしなければならないかのように思うかもしれないが、実は子供の生活の中には効力感を伸ばすのに格好の題材が絶えず転がっているのだ。様々な熟達のお手本がなければ、親は子供に教えること、訓練することで毎日を忙しく過ごすことになる。親の方がお手本を押し付けようとしてもうまくいかないことが多い。僕は子供の親たちは、我が子に効力感を持たせる育て方をすべきであると思う。
 そのための方法として第一に、大人たちの意見を子供に押し付けず、子供の意見・意志を尊重させることである。自分は小さかった頃、全く自分の考えを持たない、何事にもやる気の欠ける子供であったような気がする。すると自然な流れとして、親はいろいろと子供に押し付けようとするのが当たり前だと思う。しかし、そんなことをしていると、子供はいつまで経っても、親の言うことしか聞けない大きな子供になってしまう。僕自身は、何がきっかけになったとかは覚えていないが、小学校中学年から高学年に掛けて大きく変化、いや進化したのではなかったろうか。いつの間にか、自分の意志を持ち親の意見を突っぱねるようになっていた。今では、親の意見を全く聞かないので、しょっちゅう親と口論になる始末である。口論になってばかりではしんどいので、少しぐらいは親の意見のよいところも取り入れるべきかと反省すべきかもしれないとも思う。(体験)
 また第二の方法として、脱なんでも効率主義である。最近は、何事においても、効率を第一に考え、その他のことをないがしろにしがちなことがないだろうか。具体的にどうすべきなのだろうか。やはり学歴重視ばかりではなく人間としての内面を軽視せず、人として立派な子供として育てるようにしなければないのではないだろうか。加賀百万石の領土をわずか一代で前田利家は築き上げた。当然、前田利家ただ一人だけで築き上げたわけではないが。彼一代で百万石を築き上げたということは当然、名のある有名な武士の息子であったわけではない。彼は十五歳から織田信長に仕え、また豊臣秀吉をも支えた人物だ。彼は頭の良さ(今で言う学歴)だけがあったから百万石を築けたのだろうか。そんな事はあり得ないだろう。当然、人間としての温かみのある人だったから、今にも語り継がれる百万石が出来上がったのではないだろうか。(歴史)
 確かに、子供は自分の限界を知り、大人に手を差し伸べてもらうことも必要だ。しかし、やはり子供に効力感を持たせるべきである。「効力感とは子供がうぬぼれるためのものではなく、子供が自分の力を知ることのできるものである。」(自作名言)僕は子供の親たちは、我が子に効力感を持たせる育て方をすべきであると思う。

   講評   hota


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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