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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   幸   えしい

 自分から運を寄せ付けないでおいて、「私は運が悪い」となげいている人は多い。いつも暗い顔をしていれば運はにげていく。悪口ばかり言っていても、運はにげていく。運と見えるものは日常の生き方の結果である。日常の積み重ねが幸運を呼んでくるのである。毎日のささいな生活上の連続が大きな幸運や不運を運んでくる。もし、幸運がほしいなら、日常のおくり物一つにも心があることが大切である。物事を安易に考えないで、苦労をいとわない人は、幸運のほうが追いかけてくる。「あの人なら」とおくられた方が信頼するからである。こうして幸運を運んでくれる人脈はできてくる。
 オリンピックの選手のなかには、金メダルを獲得したことがある選手が必ずいる。つまり、幸運にめぐまれている選手がいる。なぜ幸運だったかというと、努力したからではないかと思う。そこで、僕は考えた。「もしかして『笑う門には福来たる』は関係なく努力が必要ではないか。しかも、不運な人は、暗い顔をして全然笑わないではないか。お笑い番組を見ても、運が悪けりゃ苦笑いだけではないか。笑う人はもう既に福来たるのではないか。僕はことわざが間違っているのではないかと思うんだが…」…そう考えたのは、2004年の夏、アテネオリンピックが開催された時であるが、僕は今も疑問に思い続けている…。金メダルを獲得したからこそ、今笑えるのではないのか…。福が来たるまでには、笑わない。それは努力しているからなのではないのか。今では解決しないのだが、胸に秘めておこうと思う。さて、話を戻して、努力について、考えてみようと思う。テストでよくあることである。「あー、また24点か…」「やったー、95点だー」こうして、幸運な人と不運な人に分かれる。努力をしても不運である確率は、0パーセントである。不運でならば、ふざけていたり、不真面目であるのだ。もちろん、不運な人をバカにしてはいけない。「おまえ、0点かよ。」「おいっ、あいつ15点だぜ。クラス最低だぜぇ。コソコソ…」というような人は、幸運というより、最低な人である。不運な人はほっといたりするのがいい。たとえなぐさめたりしても、不運な人は、やる気を無くし、「穴があったら入りたい」と、人に助けられる人は情けないと自分で思ったりしてしまう。ほっといたほうが、不運な人は、「よし、これからは。真面目に取り組むぞー!」と、勇気が入り、心機一転!というのである。努力と幸運の関係について整理してみると、まず、不運な人が発生する。その不運な人は、心機一転によって、努力をし始める。そして、幸運にめぐまれる、ということになるのである。このように、努力したら幸運っていうのは、まるで、『自然的知的現象』である。
 ノーベル賞という幸運について考えてみよう。ノーベル賞をもらった、ある人は…青春時代に、ある身近な疑問を見つけた。そういう人は長い年月をかけて研究をして、失敗や困難を乗り越えて、やっと発見し、あるいは成功した。そして、皆に発表して、ノーベル賞に受賞された、というわけなのだ。これには、努力と幸運の関係が含まれていることに気付くだろう。そう、学問にもそのしくみはあるものである。ということは、身近なものにもあるのである。工事が終わると、工事に努力した人は、「やっと終わった」と幸運にめぐまれるのである。商売も、仕事も、さまざまな『苦』がありながら、『努力』をしたら、『幸運』にめぐまれるということである。
 幸運は人間にとって、アドベンチャーの最後に出てくる宝である。不運な人が発生し、その人は、他人にほったらかしに去れながらも、心機一転をして、困難を乗り越えるまで、努力する。そして、幸運にめぐまれ、最後には、自画自賛するのである。今回は、『不運』『困難』『努力』『幸運』『心機一転』『自画自賛』をキーワードとし、最後は『青天白日』という言葉も、覚えながら行動してほしいと思う。僕は、最後に思った。やっぱ『笑う門には福来たる』って、大切だ。

   講評   miri


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