創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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米はすごい! オーロラ
みなさんは江戸時代の大名が、「加賀百万石の大名」とか、「尾張六十万石の大名」といったよびかたで、よばれているのをきいたことがあるでしょう。石高はその国のゆたかさ、大きさをあらわしたいいかたです。水田にたたえられたその水は、地下にしみこみ地下水になり、やがて下流にながれ出て川に水を提供してくれます。(三文抜き書き)
私がこの話を読んで一番気になったところは、お米とお金の関係についてです。お米は、おさいふの中にもいます。おさいふの中にある硬貨を見てください。五円玉に稲の絵が書いてあります。実は奈良崎先生に教えてもらったのですが(笑)、私はこれを見て、思わずニッコリしてしまいました。それだけ、日本人にとって、お米は大切なものなのです。でも、身のまわりにはお米がありすぎて、まるでストーカーみたいです。(笑)
田んぼについては、私にはこんな思い出があります。今年の夏休みのことです。おばあちゃんの家の前には、小さな田んぼがあります。それは、となりの家の人の田んぼでした。私は、まるで今年初めて田んぼに気がついたように、おばあちゃんに
「何が植えてあるの?」
と聞きました。
「稲だよ。ほら青々している。」
「秋になったら米が実るの?」
「そうだよ。きっとおいしいよ。」
こんなことを話していたら、よだれが出てきました。私は、ご飯が大好きです。
次の日、ごみ捨て場に近いその田んぼには、空き缶がたくさん落ちていました。そこで私とおばあちゃんは二人で、空き缶拾いをしました。田んぼに落ちそうになったけど、一つのボランティアなので、いいことをしたなぁ、と気分がよくなりました。
私はこの話を読んで、水田がダムのような働きをしていると知って、ますます(田んぼはすごい。大切にしなくちゃ)と思いました。(心の中で思ったこと)
講評 nara
今回の長文を読んだだけでも、お米のいろいろなことがわかったけれど、この本には、他にもたくさんのお米の秘密が書いてあるよ。図書館で探して、見つかったらぜひ読んでみてね。
昔は、お米がお金のように使われていたというのが、前半の話だ。おさいふの中の「米」は、しっかり見つかったようだね。長文の中に、「お米とわたしたちは、気づかないところでいつもいっしょ」というような説明があったでしょ。ふだん、ごはんとして食べる米以外に、どんなところに米が使われているか、オーロラちゃんも探してごらん。
オーロラちゃんは都会に住んでいるけれど、同じく都会に住んでいるおばあちゃんの家の近くに田んぼがあるなんて、すごいね。長文には、森林や川の話が書いてあった。田んぼがあるということは、その土地は豊かな土地であるということだ。都会にもそういうところが残されているということ、お米作りに励んでいる人がいるということは、うれしいことだね。
お米大好きなオーロラちゃんが、お米を応援するためにできることは何だろう? 作文に書いてあるように、ゴミ拾いをするのもよさそうね。それから、田んぼにきょうみを持つのもいいな。あともう一つ、お米をたくさん食べるのも応援になりそう。身近に田んぼやお米がある生活を、大切にしていきたいね!
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