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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   運の掴み方   さぼてん

 いつも暗い顔をしていれば運もにげていき、悪口ばかり言っていても、運はにげていく。その運と見えるものは日常の生き方の結果でありその困難や不幸を招いたのは自分の過去の行いの集積であることにはさいごまで気がつかない。つまり、毎日のささいな生活上の連続が大きな幸運や不運を運んでくるのだ。また、人知れず苦労をしていない人はすぐに物事を幸運とか不運とかでかたづけてしまう。しかし幸運な人と見えても、うまくことを運ぶにはかげでそれなりの長い長い努力や苦労がいる。困難のない人生などない、これが人生の運を考える時の大前提なのだ。
 そもそも、運なんていう物はそれまでの日々の行いの現れだと思う。だから、日々、影で努力している人には、運も喜んでやっているのだ。八月の終わりに、水泳部の「市スポーツ大会」というものがあった。そこで、私の出番は、五十メートル平泳ぎと二百メートル自由形リレーだった。平泳ぎでは、いつもどおりの力が発揮できて、それでもグループ内で四位くらいだった。そして、リレーでは、私はトップで、しかも四人のなかで一番遅かった。
「よおい」
最初で、差を広げると、後の人が大変だということは、良く知っていた。それに、やはりトップの人たちは、誰もが速そうに見えた。
「ピーー!」
飛び込んだあとから、普段は、出た事も無いくらいのスピードが出た。自分でも、今日はなんて運がいいんだ!!と思った。(結果は全体四位、私は第一泳者の中でも四位か五位くらいだった)今思えば、それまで水泳部で頑張って練習してきた成課だと思う。そして、そう考えると、もっと頑張っていれば三位になれたかもしれないのに!とも思った。
 また、私はとっっっっっっっっっっってもクラス運が悪い。五年生のときに、仲のいい四人組でつるんでいたら、まるで仕組まれていたかのように、私は一組、他の三人は二組になった。この件に関しては、先生方の意図があったかもしれないが、振り返れば、日々の行いのせい。とも思える。また、同じような事がクラス変えの都度起きている。本当に、私はそれの運に背を向けられているみたいだ。「笑う角には福来る」というように、私がクラスがえに対していつも消極的だから運に背を向けられているのかもしれない、と今気づき、これからは向上心を持つ事にしよう。だから、クラス運の神様!お願いだからこっちを向いていてください!!(涙)
 やはり、運は人間にとって日々の行いの結果に過ぎない。だから、「私は運が悪いから、運のいいあの人には勝てない。」と思うのではなく、運が悪いのは何らかの理由、原因があるのだから、それを見つけて、直していく事が必要だと思う。「そんなの無理だ・・・」と思った重症な人は、千里の道も一歩から、というように、つべこべ言わずにまずは、行動してみる事が大切だと思う。そうすれば、幸運は誰にでも降りかかってくる。

   講評   yama


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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