創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   「笑う門には福が来る」   すし

運と見えるものは日常の生き方の結果である。日常のささいなことの積み重ねで幸運を呼んでくるのである。日常生活のこまごましたことをいい加減にしておいて大きな幸運を望んでも無理である。毎日のささいな生活上の連続が大きな幸運や不幸を運んでくる。人間は困難や不幸を自分自身が招いたことには最後まで気が付かない。幸運を呼び寄せるためには、「なぜうまくいかないのか?」という理由を見つけ出さなくてはならない。人知れず苦労しない人はすぐに物事を幸運とか不幸とかで片づけてしまう。しかし、困難のない人生などない、これが人生の運を考える時の大前提である。
       「運がいい」「運が悪い」という言葉を一番よく使う時は『宝くじ』や『抽選』、『福引き』をやる時だと思う。例えば宝くじなどは努力する・努力しないとかは、全く関係のない『運』である。なぜかというと、宝くじなどは努力しようがないからである。くじ引きなどで毎回良いものが当たる人はすごく運がいいと思う。まるで「くじ引き運」という特別な運があるように思える。運は必ずしも努力したら来ると言うわけではない。このようくじなどで当たっても、運というか奇跡のようなことである。また、ジャンケンも特別な「運」だろう。努力したらすこしは強くなるかもしれないが、これはほとんどが「くじ引き運」と同じような運だと思う。
      努力しないで物事を成功させるのはかなり難しい。努力もしないで人の成功を見て「運がいい。」と言って自分のことを「運が悪い。」と言うのは間違っていると思う。運が悪い・良いは自分の努力によって決まることだからだ。しかし、このようなことを考えずにさっさと運の良さ・悪さを人のせいのように押しつけることが多いと思う。確かにこのようなことがあるかもしれない。運の良さ・悪さは自分の努力しだいなのである。どうやって不幸になったのか?という理由と原因の追及が大切だと思う。日常のささいなことの積み重ねでやっと幸運が来るのである。このようなことがあった。習字がものすごく上手な人がいて、結構、賞状をたくさんもらっている。さらに、先生のチェックを簡単に通り抜けてしまう。「いいなあ・・・。」と思う人が多いが、家では猛特訓を受けているのかもしれない。負け惜しみのように「運がいいだけだ。」という人がいるがその人は習字がうまい人が影で努力していることは知らないと思う。(自分もそのような体験をした・・・。)なにも努力をしていなければよい報いは得られない。このようなことは、「まかぬ種は生えぬ」と言う。
       分かったことは、人間にとって運とは、自分の努力次第で良い・悪いが決まるのであって必ずそれなりの自分自身の原因があると言うことだ。

   講評   yama

 こんにちは。運という言葉の響きには努力ではどうしようもならないものというイメージがついてまわりますよね。ですが、人の成功を見て「運がいいなあ」とうらやみ、自分の失敗を「運が悪いなあ」となげくよりも、何らかの原因をさぐって次につなげる方がよっぽど前向きです。先生も肝にめいじて生活しようと思います(笑)

<構成>長文の要点をしっかりとつかんで要約できています。
<題材>宝くじなどは運が左右するものの代表例ですね!このようなくじ運も「日ごろの行いの結果」という心構えをもって日々を生活すればいつか幸運が訪れるというわけでしょう。習字の実例もよく分かります。かげの努力は誰にも分かりません。負け惜しみするよりも自分も努力する方がいいですね!
<表現>「まかぬ種は生えぬ」ということわざを引用することができました。今回の内容にぴったりですね!
<主題>「人間にとって運とは自分の努力次第で良い・悪いが決まるのであって必ずそれなりの自分自身の原因がある」とまとめてくれました。本当にそのとおりだと思います。自分自身の原因を探るのは実はかんたんではありませんが、そのようにつとめることができる人はすばらしいですね!

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