創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   情報か思考か   ビーバー

 何でもよく知っていて、次から次へと、どんな問題についても、よく話をする人がいる。じっと聞いていると、話している内容は、ほとんどが新聞や雑誌に出ていたこと、あるいはテレビで誰かが話していたこと、つまり「情報」なのである。しかも、「情報」をほとんど受け売りしているだけで、その中身を自分の考えによって吟味していないから、どんな話をしてもその人の人生経験に照らした上での「知恵」になっていない。知恵があるかないかは、一に、ものを自分の頭でじっくりと考えているかいないか、の違いではないかと思う。(要約)
 確かに、自分で考えることはとても大切だと思う。自分で考えないで情報のみを頼りにしていたら、不正確な情報がきても気付かず、思わぬ失敗をするかもしれない。また、どこかのテレビ番組でやっていたが、考えることによって脳が活性化するのだと言う。僕も、ずっと考えていきなりひらめいたこともある。エジソンが「天才とは99%の努力と1%のひらめきだ。」と言ったのも理解できるような気がした。昔の人がよく哲学をしていたのも、考えるという行為が楽しかったからだと思う。だから、自分で考えることは大切だと思った。(体験)
 しかし、情報を頼るのも大切だと思う。自分で考えると、時に変な方向へ爆走を始めるかもしれないし、かえって間違ったおかしな結果に行き着くかもしれない。ある意味、自分のみで考え続けるのは不可能であり、危険である。また「養老の滝」という昔話にあるように、情報のみで褒美を貰っている。だから、情報を頼りにすることも悪いことではないと思う。
 自分で考えることも、情報を利用するのも、どちらも大切だと思う。しかし「読書は人間を豊かにし、討議は人間を役立つようにし、文章を書くことは人間を正確にする。」という言葉に表されるように、読書をして情報を得ることと、討議をして自分の頭で考えることは、バランス良く両立する必要があると思った。(総合化)

   講評   miri

<第1段落>よく理解して要約がつけられました。
<第2段落>体験を交えた考えることの大切さの説明ですが、いろいろな方面からアプローチできています。
<第3段落>情報が全くないと、客観的な思考は不可能になるわけです。
<第4段落>たいへんじょうずな総合化ができました。ただ単に両方あればよいのではなく、取り入れ方のバランスに成功の秘訣がありそうですね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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