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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   初めてのヒット   ショウ

初めてのヒット
                              ショウ
 僕は前、野球部に入っていました。でも、あまり試合に出してもらえず、ベンチにいるばかりで、いつも「試合に出たいな」と思っていました。
それから1週間くらい後のこと、ぼくは練習でどんどん打ちました。まるで、バッティング練習かのように。その時コーチに言われました。
「明日の練習試合、先発だぞ。」
 僕は、「やった!」と思いました。なぜなら、まだ1回も試合に出たことがなかったからです。「明日ぜったいヒット打ってやる!!」家に帰ったらさっそく素振りを始めました。
 次の日、練習試合をする球場につくと、僕はものすごくドキドキしていました。そして、練習試合開始の時間が来ました。
「プレイボール」
 僕は1番ショートで先発だったので、1番最初に打席に立ちました。ドキドキしすぎて足がふるえてしまいました。ベンチから、
「金子がんばれ」
という声援が聞こえたからです。結果はショートゴロ、「ちくしょう」と思いましたが、ベンチに戻った時に
「金子すごいじゃん」
といわれたのですごくうれしかったです。「この次こそぜったい打ってやる。」
 そして2打席目、「ヒットを打つ、ぜったいに打ってやる」と思いましたが、監督に
「代打」
といわれて、とても残念でした。
それから1カ月、もう1回チャンスが来ました。練習試合でしたが、第1打席目、初球から思いっきり振っていったら、「カキーン」というものすごい音がしました。結果は、センター前ヒット。
「やった!」
僕は、思わず声を出してしまいました。初ヒット、僕の初めてのヒットが初球、しかもチームに勢いがつくヒット。そして、試合も勝ちました。ヒットを打てたことだけでもうれしかったのに、チームが勝ったなんて・・・僕にとって初めての勝ち、初めてのヒット。僕にとってこの日は、忘れられない日となりました。
次の日の公式戦、僕はまた先発でした。最初の3打席はヒットなし、そして第4打席目、9回裏2死満塁2点差、初球でした。昨日の練習試合よりもすごい、
「カキーン」
という音がひびきわたりました。レフトを越える2塁打、これがサヨナラ打となり試合は3対2で勝ちました。サヨナラヒット、自分が打ったような気がしませんでした。
この試合で僕は、ますます野球が好きになってしまいました。これからも野球を続けてプロ野球選手になりたいと思っています。

   講評   siori


プロ野球選手になりたいという目標がかがやいています。夢に向かって第一歩。記念すべき初ヒットのことを素晴らしい初清書にまとめることができましたね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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