低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
シャイン 橙
時計を選ぶときにはいろいろな選択肢があるが、文字盤がアナログかデジタルかで選ぶというのもある。一九七九年と八〇年の二年間の日本の時計生産ではデジタルがアナログを上まわるほどにまで成長したが、今度はその反動で「アナロ面白いもので、人から時刻を聞かれたときにアナログ時計をしていると「一〇時半」と答える人が、デジタル時計をしていると「一〇時二九分」、場合によっては「……四五秒」と秒数までも答えてしまう。人間の脳にも右脳と左脳があるように、時計のデジタルとアナログも共存共栄で発展していくことだろう。私は、アナログとデジタルの両方を生かせるような人間になりたい。
そのための方法として、まず第一にアナログ的な見方ができるようにしておくことだ。私が水泳をやっていた時、級が上がると新しい泳ぎを教わっていた。例えば、○級に上がると背泳ぎ。そしてきちんと泳げているかテスト…こういう流れだった。このときに、平泳ぎだけがどうしても苦手で、何回テストを受けても上達しなかった。コーチはとても丁寧に教えてくれて、毎日猛特訓したことが、今ではとてもいい思い出。「目の前にある水は全て自分のものだと思って集める」このようにわかりやすくアドバイスしてくれたおかげで、テストに合格することができた。この瞬間、私はこういうわかりやすい、ということを心がけたいと思った。
そして第二の方法は、デジタル的な発想もできるようにしておくことだ。学校の調べ学習などで、ただ調べた結果を並べるだけでなく、どう思っているのか、などアンケートを実施し、数字化しておくなどといった、日常にデジタルを生かすことを、もっと増やすべきだ。エジソンは「天才とは99%の汗(努力)と1%のひらめきである」と言った。(伝記)私は、すごくわかりやすいことだと思う。もしこれに数字がなかったとしたら、何だか理解しにくくなってしまう。作文というものだって、自分の具体的な体験実例などがあることで、意見が修飾されるのだから、デジタルを生活に組み込むことを考えておく必要があると感じる。
確かに、自分の得意なものを伸ばすという考えもよい。しかし『存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。』という名言がある。デジタルとアナログ。どちらにも長所・短所がある。この二つがあるおかげで、上手くまとまったりそうでなかったり。我々の日常にすごく役立っている、素晴らしいものたちであると私は感じている。私は、両方の良し悪しを理解して、それが輝くことのできるぴったりの場面で活躍させながら、生きていきたい。
講評 miri
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |