低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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時計の進み方 白河夜船
時計を買う場合、たくさん種類があるわけだが、大きく分けると二つに分けることができる。アナログかデジタルの二種類だ。この二つの違いは、アナログは時計が連続的に続いており、デジタルはその瞬時、瞬時の時間を数字で表していることだ。人間は、「今何時?」と効かれた場合アナログ時計を見た場合、11:58分だったら、12時と答えるが。デジタル時計をみて答えると、正確に11:58分と答えることが多いのだ。それは、実際に数字が表示されて要るからだろう。どっちが良いのかはわからないが、僕はアナログ的、デジタル的思考の両方の良いところをとって生きていけるような生き方をしたい。
そのための方法として、アナログ的なものの見方を理解することだ。アナログとは、つまり数字で表すことのできない部分があるということだ。悪い言い方をすればあいまいということだ。しかし、人生の中でも数字ではかれないものもたくさんある。例えば、物を作る職人の人は、毎回、毎回時間をはかるわけでもなく、長年の経験で作っているのだ。作り方をしっかりとした言葉であらわすことができないかもしれないが、しっかりとしたものが作れるのだ。また、人間関係でも同じだ。人間関係を、数字で表すことができるわけがない。そのため、賛成でも反対でもない立場をしっかりと理解しなければならないのだ。
また、第二の方法としては、デジタル的なものの考えを理解することである。旅行の計画などにおいては、アナログのようなあいまいな計画ではならない。画期的に行うために、しっかりと電車などの時間を調べ、何時に家を出発しなければならないかなどを、しっかりと数字で把握しなければならないのだ。例えば、最近ITなどのニュースが話題となっていて、ライブドアの社長の堀江貴文はまさに、デジタルの人間といっても良いだろう。ITなどの仕事をこなし、割り切った考え方を持ち、数字をたくさん操る仕事をしているのだ。
確かに自分の得意なものを伸ばすという考えもよい。しかし、私はアナログとデジタルの両方を兼ね備えた人間になりたい。『すべてに効くという薬は、何にも対して効かない』という言葉がある。アナログかデジタルかどちらかを万能視するのではなく、両方を使いこなすことが大切だ。
講評 kira
白河夜船くん、こんにちは。アナログ人間、デジタル人間などという言葉をよく聞きます。どちらかというと、デジタルが新しくてよいという風潮のようです。ITの時代だからでしょうね。
みなが科学を信じ、コンピュータを活用します。すると導かれる答えはいつも正しいたったひとつのみとなり、画一化していきます。しかし物事の答えはいつもたったひとつだけなんだろうか?
白河夜船くんのいう「職人の長年の経験」から来るようなもの、勘といったものがこれからは大切になってきそうです。行き詰った科学を切り拓いていくのは、ある意味非科学的なもののようにも思えます。
以前に「情報」「知識」「知恵」といった三つを考えてみるテーマの長文をあつかったことがあったかと思います。(昨年かな?)情報や知識を詰め込む事だけ熱心に行った人は、それを活用する知恵の無いことに苛立っています。どれに偏ってもいけないんだね。
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