創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   小さな生き物   えちみ

 ミミズがある生態系に存在することで、「自然の経済」にどんなかかわりを持つか、それが、イギリスの生んだ偉大な生物学者チャールズ・ダーウィン(1809〜1882)のミミズに関する着眼点だった。一定面積内に住むミミズの数量については、一平方メートル当たり13,3匹、一匹を三グラムとすると一平方メートル当たり39、9グラムであることを推定している。一八年前に石灰をまいた畑に掘を掘った時、切り立った側面に54センチメートルにわたって地表から17,5センチメートルの深さに石灰の層があるのを観察、ミミズは平均して一年に約一センチメートルの土壌を地表に排出しているとして、ミミズの絶え間ない働きが、有機土壌の形成に大きな貢献をしてきたと述べている。土とミミズ。例外はもちろんあるけれど、ふつうのミミズは、土を豊かにするために決定的に重要ば動物である。ダーウィンは、もしミミズがこの世からいなくなったら植物は滅亡に瀕するだろうと結論している。その生存と死滅をこのように取り上げられ、ミミズにとってはまさに晴れの舞台ともいえようが、ここで訴えるところが、四億年前以上にわたって生存し続けてきたこの動物の地球上からの消滅を救うものになって欲しいと思う。(要約)私は、小さいものは大切だと思う。(是非の主題)
 第一に、ミミズのような小さな生き物でも重要な役割をになっていたりするからだ。生物の授業のときに、ミミズの観察をした。その時は、本当に気持ち悪いだけで、今すぐにでも殺したいような気分だった。でも、今考えれば、土をやわらかくしたり、養分を増やしたり。と、いろいろな役割がある。だから、大切にしていかなければいけないと思う。(複数の理由1)
 第二に、人間が自分のことだけを考えて行動してきたために、地球環境が破壊されてきたからだ。『地球の表面温度は、この100年間で摂氏およそ0.4〜0.8度上昇した』というデータがわかった。これから、小さな自然から保護を進め、環境保護を進めていかなければならないことが分かる。(複数の理由2)(データ提示)
 たしかに、物事を大まかに捉えることも大切だ。しかし、小さな生き物にしかできないことがいっぱいあると思う。「雑草はまだその美点を発見されていない植物だ」という名言がある。小さな生き物の美点を発見することが大切だ。(反対意見への理解)(名言の引用)

   講評   sarada

要約として、「ロンドンでは今、ミミズを利用した生ゴミの処理を行なおうとしている。」 という部分を入れてもいいね。
理由一では、、生物の授業での体験を持ち出して、自分のミミズに対する思いを正直に書いていますね。その後、「この長文を読んで、…と知ったことは自分にとって大きかった。」 などと小さなものへ目をむけ、大切さを理解したことをもう少し言葉を増やしながら書いてみましょう。
理由二にあげた、「地球の表面温度が上がっている」 というデータについて、「小さな自然から保護を進め、環境保護を進めていかなければならないことが分かる」 とすぐ結論付けないで、「土」 や「微生物」 の大切さにふれて考えを深めましょう。
最後の段落は、よくまとめているね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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