国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   未来の科学   聖羅

 「ドラえもん」は、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」に代表される、スーパーヒーロー型とは全く異なったタイプのロボットとして誕生した。そして子供のみならず大人にまで夢を与えた。しかし本当にそうであろうか。私の知る限りでは「ドラえもん」の夢は一度もかなわなかった。次から次へと「四次元ポケット」から出てくる奇想天外な科学の小道具は、困難を解決してくれるどころか、思惑に反して勝手に暴れだし、思いがけない新たな問題を引き起こしてしまうのが常である。高度に発達した現代科学を人類に役立てるために、自己を犠牲にしてまで平和に奉仕した「鉄腕アトム」。高度な科学技術をつくりだした人間が、それをどう扱うべきかをテーマにした「鉄人28号」。そして、科学のしでかす失敗の連続に、走り回るしかないのが、この第三のロボット「ドラえもん」のテーマだとすれば、それに気づかずに笑って読み続ける子供たちの未来に夢は描けないのである。(要約)科学文明を過信しないことが大切だ。
 その理由としては第一に科学文明に過信しない方が人間らしく生きることができるからだ。
 また第二の理由としては、科学を過信すると重大なしっぺ返しが来るかもしれないからだ。データによれば、18、世界の二酸化炭素排出量の割合(環境庁 1994年)は、1位 アメリカ 22.4%である。今日、世界の最先端の科学技術を持っているといっても過言ではないアメリカが世界で一番二酸化酸素を排出しているのだ。科学のプラス面の背後に、環境問題などへの大きなマイナスが隠れているといってもいいのかもしれない。
 確かに、科学の発達は、人類の生活を快適にした。作文もパソコンで書くので、ずいぶん楽になった。しかし印刷された手紙と手書きの手紙だったら手書きの方が心が詰まっているようでいいだろう。「寒さにふるえたものほど太陽の暖かさを感じる」という名言があるように苦しいことを乗り越えれば強くなり、科学の発達がなくても楽ができると思う。

   講評   takeko

この週のもがんばって提出できましたね!「要約」いいですね。「理由1」「人間らしく生きる」これは体験実例としては、キャンプに行った時の楽しさ、すがすがしさなどが入れられたかもしれませんね。電子レンジやさまざまな便利な設備がなくても、くふうして料理したおいしさ。エアコンではなく、自然の風のここちよさなど。「理由2」これはデータ実例うまく入れられました。「反対意見の理解」これはいいですね。「作文がパソコン」これはほかの生徒さんからも同じ意見が出ていました。印刷の年賀状でも、そこに一言手描きの文が入れてあるのとないのとでは、ずいぶんちがいますよね。手描きの文が少しでも入っていると、「やっぱり友だちだわ」と思えますよね。名言はおもしろいものを選べました!科学の発達が人間をひよわにしているということがいえますよね。それに対するとてもいい名言です。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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