創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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創造とは うらね
日本人は、自分たちは物真似しかできない下等な民族だと勝手に思い込んでいる。確かに我々日本人は今まで欧州などから取り入れた技術を物真似していて、日本で発明されたものはかなり少ない。しかし、自分たちにはない技術を物真似することができるということも素晴らしい能力だと思う。また日本はその技術をただ物真似しただけではなく、さらにそれを発展させて、ついにはその技術を教えた国までを上回るほどの技術を手に入れているのだ。だから、私は物真似をすること大切にしていきたい。
そのための方法として第一に、いろいろなことを物真似していくことだ。私は小学校の頃からサッカーをやっている。そして、どんな人でも必ず自分より上手い人のプレイの真似をしろと言う。私も実際にテレビや雑誌の上手い選手のフェイントを真似している。だから、サッカーに限らずあらゆることでも必ず真似をしなければそこから次へと発展することができないのである。
そのための方法として第二に、目先のことだけを考えないことである。実はエジソンは生まれつき創造性があったわけではない。図書館に行ってかたっぱしから有名な学者がやった実験の結果をまとめてある本を読んでいたのである。だから、エジソンもいろいろなことを物真似してそこから発展させていって、天才的な発明をできるようになったのである。
確かに自分たちでものを発明していかなければ他国に勝ることはできない。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、ものを発明するためには必ず物真似したことを発展させていかなければならないのである。日本人も物真似をしてからそれをさらに発展させている。それも一つの創造ではないだろうか。だから、私は物真似することを大切にしていきたい。
講評 miri
<第1段落>簡潔な要約に続き、自分の考えを述べることができました。
<第2段落>とてもわかりやすい例が使えました。スポーツや、技能的なことにはこうした傾向が顕著です。「ワザを盗め! 」というのがそうですね。
<第3段落>ものごとには、下地というものが必要なことがよくわかるエピソードですね。
<第4段落>「それも一つの創造」という見方がよいですね。たいへんじょうずにまとめています。
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