低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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のんきでリッチ、微妙なフランス人 千鳥
僕は、フランスに住んでいます。そこのフランス人は、
少し変わっています。というよりは、日本人の視点から見ているからそう思えるだけかもしれません。
例えば、けっこうなマイペースというところもあります。
信号の赤が近づいても、歩くスピードを速めません。
前の話ですが、交差点の車がたくさん通るところを、
おばさんが自転車で通り抜けていきました。
また、フランス人は犬を飼っている人がたくさんいます。
それは別に悪くはないですが、問題は犬のフンをかたづけない所です。お母さんに聞いてみたら、それは雨などでながれるから
気にしないそうです。僕に言わせれば、はっきり言ってしまうと
、迷惑です。理由はもちろん、臭いからです。
そんなことをしてどうしてエレガントとか思われるのかなぁと、友達みんなが言っていました。景色はキレイだけど。
フランス人は日本人とちがって、知らない人でも普通にあいさつすると、たくさんの人が言っていました。
エレベーターにのっているときに、フランス人が
いきなり「ボンジュール」と言ってきたのでビックリしました。
とりあえず返事をしておきました。愛想がいいなと思いました。
その他にも、マルシェ(市場)で売っている食べ物を、
慎重に品定めをしているのを見ました。きっと味にうるさいん
だと、一人で言いました。
このようにのんきさと、迫力のある風格をもっているフランス
人。おもしろいなと思いました。
講評 unagi
進級試験に取り組みました。お疲れ様でした。課題の「なにかをかんさつしたこと」に沿って、フランス人の人間観察を作文にしています。
<字数>619字で目標をクリアしました。
<構成>題名を工夫をしています。大変興味をそそられる題名です。
<題材>「交差点の車が・・・。」で「前の話」を書くことができました。マイペースぶりを説明するのにぴったりの体験談です。「それは雨など・・・。」のところで、お母さんから「聞いた話」を入れることができました。‘気にしない’国民性が上手く表現できました。また「そんなことをしてどうして・・・。」で友人から「聞いた話」が書けました。
<表現>「きっと味にうるさいんだ・・・。」で「いろいろな言った」を使おうと努力しています。
<主題>「このようにのんきさと・・・。」で「自分だけが思ったこと」が書けました。
実によく観察しています。色んな人の話を取り上げると同時に自分の感じたこともしっかり書いています。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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