創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私たちは「手を上げよう」と(感)   ミニーちゃん

私たちは「手を上げよう」と思うと、以前に手を上げたときの脳機能が無意識のうちにはたらき、ひとりでに手があがる。要するに、「手を上げとう」という目標に向かって脳がひとりでに働くのだ。何にしろ、失敗という言葉があるが、次に同じことをするときに、「また失敗するかもしれない」と思うと、ほんとうに失敗してしまう。しかし、失敗を重ねるにつれて成功に近づいていくというのが人間の脳だ。以前に成功した経験があると、そのときの脳の働きがひとりでに進行し、成功を重ねるのである。では、言葉が行動をよくするということが実際にあるのだろうか。
 確かに、誰かの一言が他人の行動をよくするということはよくある。例えば私の場合、陸上部に入っているが、駅伝の練習の途中に「集中していこー!!」とみんなでよく声をかけあう。確かに、五キロも六キロも走っているとすぐに集中力がとぎれて、息がすぐに上がってしまう。そこでこのような掛け声をかけてもらうと「あっ忘れてた!!集中しないと!!」とみんなが思う。声を掛けるほうも自分が言った言葉はほかの人が言う言葉よりも心に響くであろう。このように、他人の言葉が自分を見つめなおす機会になるのだ。
 しかし、<意見一・複数の意見二>もしいつも「失敗したらどうしよう。」とか「絶対出来ない」と思っていると、その人は絶対に失敗するだろうし、出来ることも出来なくなるであろう。たとえば、陸上の例でいうと、強い学校やチームはいつも自信満々である。「絶対に負けない!」「わたしが一番だ!!」と思っているのだ。このように自分がムリだムリだと思っているとできなくなるし、出来る出来るとおもっていたら出来るようになることはよくあることだ。これを自己暗示というらしいが、これは本当に効果があるらしい。医療的にも、「これは絶対に直る薬です。」と言われて、患者さんはその薬を飲むと、本当に直った気持ちになるものである。。そしてどんな薬でも直らないといわれていた病気が実際に直った人もいるらしい。これは本格的にはまだ日本には広められていないが、かなりの効果があるのだ。昔話に「ピノキオ」という話がある。<昔話の実例・長文実例>これはピノキオという人形を作ったおじいさんが「この人形がわたしの息子のようになればいいのに。」と思うと本当に人形が人間のように喋ったという話である。もし、おじいさんがピノキオという人形に願いをしなかったらおそらくピノキオが人間のように動き回ることはできなかったであろう。
 しかし大切なのは、言葉を交わしあってがんばれるということでもなく、自己暗示というわけでもない。大切なのは、自分の経験や成功を信じることである。名言に、「経験は、最良の教師である。」とあるように、<名言の引用>自分の経験が一番自分にあったトレーニングでもあるし、信じることが一番大きな自分にとっての、「パワー」になるのである。<総合化の主題>

   講評   yama

 こんにちは。しっかりとキーワードを入れながら、進級試験に挑戦してくれました。スポーツや勉強をしていると、言葉や経験ののもつ大切さを実感する場面は多々あるでしょうね。うまく実例をからめながら、感想文が書けています。
<第一段落>長文の内容をしっかりと把握して、要約をまとめてくれました。
<第二段落>言葉が行動をよくするという、一つ目の意見。陸上をしている時の実体験に基づいて書かれています。このような実例は読み手の共感を得やすく、説得力がありますね。
<第三段落>言葉がマイナスに働いてしまうこともあるという、二つ目の意見。自己暗示という言葉を使ってくれましたが、薬の話は先生も聞いたことがあります。人間の思いの強さというのを表していますね。ですがこの書き方では、言葉(思い)がプラスに働いている時と混同されそうなので、この段落では「病は気から」という場合を書いた方がいいですね。また今回は昔話の実例を入れるのが難しかったと思いますが、がんばってピノキオを引用してくれました。がんばりましたね!
<第四段落>ぴったりの名言を引用できましたね。経験と自分を信じることの大切さを説いて総合化でまとめてくれました。日ごろからの積み重ねがないとが自信ももてませんよね。努力の大切さがよく分かりました。

 字数も1212字。項目もすべてきれいに入りました。
 進級試験は見事合格です。おめでとう!


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