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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   意味のないコトなんてないんだ   

 日本のふつうの書きことばでは、漢字の地位が絶対的に高く、それに比べてカタカナは、代用的な役割しか引き受けていない。ところが、カタカナが時に、この地位を逆転して、漢字のはるかに及ばない威信を帯びることがある。しかしそうなるのは、もとが漢字ではない文字をあらわす音をカタカナが示そうとするばあいに限るのであって、もとにあるのが漢字であるとなれば、事態は一変してしまう。文化の交流が一方的に統制されたものから相互的で直接的なものへと移ると、ことばは紙から抜け出て音になる。私は、言葉に愛を込められるような生き方をしたい。
 そのための方法として、第一に相手の名前をしっかり覚えておくことだ。私の友達には、名前に全く関係のないアダ名の持ち主がいる(ポピュラーな外人の名前)。一年の頃からそのアダ名で呼び続けているので、たまーに本名を忘れそうになる。しかし、私は名前を覚えるのは苦手なので遅いが、一度覚えたら忘れない。前に、漫画で「名前は親からもらう最初の愛だ」ということを読み、その言葉がとても印象強く残っている。そのラブを間違えるのは失礼なので、必ず名前は覚える。相手にとっても嬉しいことであるし、私にとっても人のラヴに触れられることに幸せを感じ、心から名前というものを大切にしていきたいと思っている。
 第二に国同士の間でも、相手の言葉や文化を尊重することだ。広大な帝国を築いたモンゴルのフビライは、それぞれの地域の文化をそのまま生かす政策をとったために、征服された地域からの反感が比較的少なかったと言われている。(伝記)福袋も、これと同じであると思う。「いいとこどり」という部分が。たくさんの商品が入っていて、服などであれば、色々な組み合わせを考えられて更に自分を高めることができる。互いの素晴らしいところを残しながら、また新しく何かをつくるということは、今後の世界にも必要であると思う。これからも、尊重するということを忘れずにいたい。
 確かに、合理的に物事を進めるには、言葉を記号として扱う方が便利である。しかし『家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである』という名言があるように、名前もまた外見だけのものではなく「親からもらった最初の愛」として、本人と切っても切れない重要なものであることを忘れずに生きていきたい。「自分信じて我が道を行け」自信を持ち、自分だけの道を行けば、必ず視界は開けるはずだ。今の時代は、便利さなどにとらわれてしまいがちだが、そうではない。存在するものに意味があることをちゃんと理解しながら、これからを歩んで行きたい。

   講評   miri


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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