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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   親しんだ言葉   ルイージ

 語源がわからなくなると、もとの語の発音や意味に変化を来すことがある。たとえば、「馳走」「遠慮」「結構」「世話」等の漢語は話し言葉で日常語として使われているうちに、原義とかなり違った意味用法になっていった。このような考えかたをすると、言葉にはいくらでも変なものが出てくる。結局、言葉は名人の言語意識によって動いていくようである。そして、その言語意識を作り上げているのは、主としてその人の経験、教養、学校で受けた教育である。言葉の正しさの規範意識もそこから生まれ出るようだ。 (要約)
 私は事態にあわせて、言葉を変えていくべきではないと思う。
 その理由は第一に、しょっちゅう言葉を変えると混乱するからだ。たとえば、電車のつり革は、現在はビニールでつくられている。だからといって、いきなり「つりビニールにつかまりなさい。」といわれても、それがなんなのかわからないだろう。日常的に使われていた言葉がいきなり聞きなれない言葉に変わってしまっては混乱してしまうだろう。
 第二の理由に日本の文化に根ずいた慣れ親しんだ言葉には、愛着があるからだ。もしどんどん言葉を事態にあわせて、変えてしまったら、そのうち「日本の文化に根ずいた慣れ親しんだ愛着のある言葉」が消え失せてしまうのではないかと私は思う。それに、もったいないと思う。
 確かに、事態と言葉が一致しているほうがわかりやすい。しかし、「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という名言があるように、自分になじんでいる言葉を使ったほうが、自分にとって、実感がわくし、混乱も起きないと思う。

   講評   miri

<第1段落>うまく導入部が書けました。続けてしっかりと主張が入りましたね。
<第2段落>わかりやすい事例があげられています。「つり革」は、持つ部分が革であろうと、ビニールであろうと、「つり革」という「名前」「概念」なのであって、いまさら変えられてもピンとこないというわけですね。
<第3段落>ここにも具体例が入るとよいですね。思いつかなかったかな?
 <表記>ねずく→ねづく(根+つく)
<第4段落>短く主張をまとめることができました。

★課題フォルダを見て、キーワードを入れて書きましょう。
構成、題材といったように。(かっこの形に注意)

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