国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化の違い   リラックマン

 数年前のことになるが、私は米国人の言語学者T氏と東京で親しくなった。彼はもともとアメリカ・インディアンの言語を専門に研究していたが、終戦後の日本に軍人として駐留していたこともあって、最近では、日本語の歴史や方言にも興味を示し始め、遂に奥さんと三人の娘を連れて東京にやってきたのである。食事というものは、いろいろな条件に制約された文化という構造体の重要な部分である。自分の文化にある文化項目が、ほかの文化の中に見出されたからといって、直ちにそれを、同じものだと考えることが誤りなのは、その項目に価値を与える全体の構造が多くの場合違っているからである。
 私はこの話を読んで知ったことは、国によっていろんな文化が違うことだ。
 例えば、日本人は中国人を見て、
「犬なんかを食べたらかわいそう。」
と言っているが、日本人もアメリカ人に
「鯨を食べるなんて残酷だね。」
と言われているように、文化が違うだけで、人の振り見てわが振り直せ、じゃないけれど、日本も中国とまるで鏡に写したように、同じことをしているのだ。
 ヨーロッパの食事は、一つずつ次々に出てくるが、日本の食事はまとめて出てくる。私は少し、
「ヨーロッパのほうがいいな。」
と思った。次々に料理が出てくるほうが、前に出た料理が冷めないからだ。
 私はこの話を読み、文化によって国の個性があるのだとわかった。

   講評   miri


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