低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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言葉 えてよ
「週刊朝日」に、電車の「つり皮」は現在は皮ではなくてビニールを使っているから、これを「つり皮」と称するのは不当で、「つりビニール」と言うべきであろう、「枕木」は、近年は木ではなくてコンクリートを材料としているから、「枕コンクリート」このような考え方をすると、言葉にはいくらでもおかしなものが出て来る。と言うべきではないかという考えが掲載されていた。言葉の正しさを論ずる時にとかく語源が引き合いに出されるが、語源の通りでは社会状勢の変化のために合わなくなるものが多い。結局、言葉は各人の言語意識によって動いて行くようである。そして、その言語意識を作り上げるのは、主としてその人の経験、教養、学校で受けた教育である。言葉の正しさの規範意識もそこから生まれ出るようだ。僕は、言葉を実態に合わせて変えていかないべきであると思う。
第一に、言葉を一々変えていったら大変だからである。つり皮もつりビニールと言ったところで今後また違う素材が、出てきたらまたいいなおさなければ行けないからである。
第二に昔からある伝統的な言葉には、愛着があるからだ。靴箱というよりはゲタ箱のほうがいいやすくて愛着があるからだ。
確かに実態と言葉が一致した方が分かりやすい事もあるが、やはり自分に愛着がある言葉を使った方がいいのではなかろうか。
講評 jun
今回のテーマは、実例がむずかしかったと思いますが、構成はしっかりできています。今後の課題は、実例をたっぷり長く書くことです。がんばりましょう。
<第一段落>
長文を毎日しっかり読んでいただけあって、要約はうまくまとまっています。
<第二段落>
一つ目の理由と、その理由を裏づける端的な実例を挙げることができました。
<第三段落>
二つ目の理由を裏づける実例としては、方言のことなども挙げられそうですね。
<第四段落>
反対意見に対する理解を示し、書き出しの意見に戻ってまとめることができました。
■「理由」というキーワードを入れるのを忘れないようにね。
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