創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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友達に会いたい ショウ
友達に会いたい
ショウ
ぼくの前の学校には友達がたくさんいました。なぜなら一クラス四十人という、人数がとても多い学校だったからです。四年生全員の名前を覚えるだけで精一杯でした。それにくらべれば、今の学校の方がとてつもなく人数が少ないのです。学校の四年生の人数が三人なのです。一匹のアリとアリの大ぐんのようです。
「やっぱり、日本と外国では大ちがいだな」
と思いました。
ポーランドに来て、最初に友達になってくれたのは、同じマンションの二人でした。
「友達って外国だと意外と簡単にできるものだな」と思いました。すぐに友達ができて良かったです。日本人学校は小学生、中学生も合わせて二十三人です。
「人数は少ないけれども日本の学校があって本当に良かったな」
と思います。
今一番の友達はもちろん四年生の二人です。最初に会ったときに、
「友達になってくれる」
と話しかけられました。すごくうれしかったです。いつもいろいろな面でアドバイスをしてくれます。
「友達ってすごく大事なんだな」
と思いました。
他の学年の人たちとも毎日昼休みなどで遊んでいます。友達がいなかったら遊べなくてつまんないだろうなと思いました。しかもとてもやさしいので、
「どうして日本の学校より外国にある学校の方がやさしい人が多いんだろう」
と思いました。
ぼくの友達は今までようち園や学校で会った人全員です。これからもいっぱい友達をつくっていきたいです。今でも前の学校の友達のことは忘れられません。
「前の学校の人に会いたいな・・・」
講評 siori
ショウくんの友達に対するあたたかいまなざしが感じられる作文でした。日本とポーランド、どちらにいてもすばらしい友達がいるってうれしいことだよね。これから出会うたくさんのまだ見ぬ友達の顔も想像してみるのも楽しそうだね。
<題名>「友達に会いたい」という題名が素直に気持ちを表現しているね。きっとショウくんに会いたいなと思う日本の友達もたくさんいることでしょう。いつか、笑顔で再会できる日が待ち遠しいですね。
<たとえ>「一匹のアリとアリのたいぐんのようです。」とは、なかなかおもしろいたとえを考えたね。少ない人数だからこそ、心が通うのも速いのかな?
来週は清書ですね。日本は今年大きな寒波がとうらいして、記録的な大雪の冬休みになりそうです。そちらでは、どんなクリスマスやお正月(ってあるのかな)を過ごす予定かな? わくわくしますね!
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