国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   丁寧に使え   悟空

語源がわからなくなると、もとの語の発音や意味に変化を来すことがある。言葉にはいくらでもおかしなものが出て来る。「駅」や「駐車」も、馬偏がついているのはおかしい。昔のように馬や馬車が走っているのでなく、「駅」は鉄道のステーションであり、「駐車禁止」などの「駐車」は自動車をとめておくことだからである。結局、言葉は各人の言語意識によって動いて行くようである。そして、その言語意識を作り上げるのは、主としてその人の経験、教養、学校で受けた教育である。言葉の正しさの規範意識もそこから生まれ出るようだ。ぼくは、言葉を丁寧に使ったほうがいいと思う。(是非の主題)
 ぼくが、言葉を丁寧に使ったほうがいいと思う理由は第一に、今ある言葉を大事にした方がいいからだ。(複数の理由一)最近、女子とかが、「オレンジレンジ」のことを「レンジ」とかメールアドレスをメルアドと言ったり「ミスターチルドレン」を「ミスチル」といったりいろいろ略語がある。
ぼくが、言葉を丁寧に使ったほうがいいと思う理由は第二に言葉をキレイだと相手の印象をよくするからだ。(複数の理由二)ここで、さまざまな言葉が使われている本についてデータ実例から探してみた
・ 小学生 5.6冊・中学生 1.9冊・高校生1.3冊と言うことがわかった。(データ実例・長文実例)
たしかにいろんな言葉を使ったほうがいいと思うけどだけど丁寧な言葉を使ったほうがいい。(反対意見への理解)存在するものには、良いとか悪いとかを言う前に、すべてそれなりの理由がある。(名言の引用)
それと同じようなことであろう。ぼくは、言葉を丁寧に使ったほうがいいと思う。(是非の主題)

   講評   hota

 新しい作文を書くのは、年内、これで最後になります。進級テストもしっかり合格したし、今学期も休まず、よく書いてきましたね。

 要約は、バッチリです。今回は例がたくさん挙げられていたけれど、様子がわかるように簡単な例だけを要約に入れて、あとは要点をうまくまとめてありますね。悟空くんは、ほんとうに要約が上手になりましたね。やはり、これが頑張りの成果ですね。

 二つの理由も、いいものが入っています。「体験実例」、「データ実例」のそれぞれもいいけれど、それらとテーマをつなぐ文章があると、もっと自然になりますね。「このデータからわかるように、……は……なのだ。だから、……を……した方がいいのである。」というふうに。「名言の引用」も同じですね。「……という名言もあるように、……は……なのである。」など。

★言葉は、ある程度は時代と共に変わっていく宿命を持っているとも言えるでしょう。私も、今の「若者言葉」はちっともわかりません。変化は仕方ないけれど、でも悟空くんが言うように、言葉を丁寧に、そして大切にすることは忘れてはいけないですね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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