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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ねらわれている世界   アチャモ

 「逃げきるか喰われるかは一つのゲームである。何度勝った者も最後には敗れる。」
動物たちはいつもこのことを思って逃げたり、喰ったりしている。だが、人間はそんなことを考えたこともないはずだ。
 私は、いつもねらわれていると考えたことも、いつも逃げていると考えたこともない。皆さんも考えたことがないはずだ。自然界の動物より、もっと楽しく生きればいいと思っているはずだ。まず、現在のことを考えてみると、人間は動物より強くなった。今のほとんどの人間は、都会か町に住んでいる。そこには、ライオンはいないはず。ライオンと暮らしているわけでもないので、喰われる事はない。だから安心して生きていてもいいと考える。
 そして、今は豊かな暮らしができるので、のんびりと生きてもいいと思う。のんびりと生きているおかげで、平均寿命が延びた。これはとてもうれしいことだ。一番平均寿命が長いのは日本人だ。男性は、七十七歳。女性は、八十三歳。平均寿命が短い国は、シエラレオネ。男性が三十二.四歳。女性が三十五.七歳。寿命が長い人や短い人がいるが、人間は動物より長い寿命を与えられた。この人生はのんびりと安心して生きるべきだと思う。
 しかし、今は安心して生きることが不可能だ。人間は動物のように警戒する必要がある。特に日本人。日本は地震、津波などの自然災害が多い。このような自然災害が起こったらみんなパニック状態だ。殺人事件、強盗、ストーカーなども心配だ。日本人はきょろきょろしているのが当たり前になった。事件が起きてもため息ばかりで、どうすることもできない。毎日いろいろな事件が起こっているからだ。映画「ハリー・ポッター」では、ハリーがいつもねらわれているというお話だ。今は、みんながハリーになっているのかもしれない。それはとても怖いことだ。ハリーは怪物におそわれるが、私たちは怪物の変わりにこわい人や自然災害に襲われている。まるで、「ハリー・ポッター」は私たちの生活を映画にしたみたいだ。だから、人間も動物のように警戒して生きる必要がある。
 人間はねらわれていてもおかしくない世界に、みんな生きている。しかし、いつも警戒していると人間はこのような生活に疲れてしまうだろう。だから時々は自分が安心できる場所で休まなくてはいけない。
 「限られた人生で、大事なことは、『何をするか』ではなく『何をしないか』である。」という名言があるように、限られた時間は楽しく安心して生きて、少しは警戒して生きるのが大切だと思う。「何をしないか」は悪いこと。悪い悪の心を持たなければ、殺人事件、強盗、ストーカーなどをする人は減り、いつかは人間界に警戒する必要のない生活ができるはずだ。小さな悪の気持ちもなくし、安心できる世界をみんなで造ることが大切だ。協力して少しずつでもいいから、泥棒などの怪物をなくしていくことその第一歩!それで、やっとみんなが安心できる世界ができるのだ。

   講評   inoko


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