創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   バランス   ともっち

 神経が苛立って眠れない時があるが、これは神経の疲労が肉体の疲労とのバランスを欠いて、独自に進行してしまった結果である。こうした場合は、肉体の疲労を神経のそれと同程度になるまで高めればよい。それぞれの疲労のバランスが取れれば、人は眠れるのである。このようにそれぞれのものが乖離して世界を体験し、従って乖離したままそれぞれ別レベルの疲労を課せられ、そのバランスが崩れつつある点に問題がある。私は神経と肉体のバランスのとれた生活をするべきだと思う。
 そのための第一の方法は機械に頼り過ぎないということだ。機械は私たちの肉体的な疲労に置き換えられることが多い。その結果、神経の疲労だけが進行してしまい、バランスが崩れてしまう。しかし様々なものが機械化されている現代では、機械に頼ってしまいがちである。私もエレベーターと階段があると、ほんの数階上がるだけでもついついエレベーターを使ってしまう。しかし高い建物ではエレベーターを使わざるを得ない。私は以前、ホテルの17階へ行くためにエレベーターに乗った。エレベーターに乗っている時、「いつもより長いな。」と感じたが、すぐに到着した。そしてガラス張りの窓があったので下を見下ろすと、17階は思った以上に高かった。このように機械に頼ると、この時の私のように神経と肉体のバランスが崩れてしまう。
 第二の方法としては休みを入れるということだ。同じ作業を続けてやっていると、神経の疲労だけが過剰に進行してしまう。だから休みを入れて、リラックスしたり体を動かせばよい。私はテスト前になるといつも勉強を詰めてやるので、とても疲れてしまう。一方私の兄は高校生の時、テスト前になると、よく「サイクリング行ってくるわ。」と言って自転車で近所を回っていた。私は休憩といっても体を動かすのではなく、勉強のことを忘れてテレビを見るだけだったので、夜、眠たいはずなのに眠れないということがよくあった。しかし兄は体を動かしていたので、神経と肉体のバランスが取れていて、いつも布団に入るとすぐに眠っていた。「人間は本能に導きを失い、従って、混沌と化した世界に対して、素手で働きかけることができず、文化という装置を作り出すことによって、再び秩序を取り戻してきたのだ。」とある。(長文実例)ここにあるように「本能」は文化に縛られたことで、導きを失ってしまった。だから本来の導きを取り戻すためにも、文化から解放するということが大切である。このように休みをとるということは大切である。
 確かに現代は様々なものが機械化していて、肉体の労働量が減ってきている。しかし私は神経と肉体のバランスのとれた生活をするべきだと思う。「健康は運動だけでなく、バランスが大切である」

   講評   huzi


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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