低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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食事について あい
食事というものは、いろいろな条件に制約された文化という構造体の重要な部分である。何をいつ食べるか、それをどう食べるか、食べていけないものは何か、といったことに関して、どの国の食事にも、さまざまな制限や規則が習慣として存在する。カトリック教徒は金曜日には獣肉を食べないし、イスライム教徒は豚肉を不浄なものとして決して食べないというようなことは誰でも知っている有名な事実であろう。白い米の御飯は、日本食の場合には、食事の始めから終わりまで食べられる。というよりは、米の飯だけを集中的に食べることは、むしろいけないこととされている。おかずから御飯、御飯からお汁と、あちこち飛び回らなければ、行儀が良いとは言えないのである。《構成》
私には、これと似た話がある。それは学校の授業で英語の先生が言っていた事だ。先生はカナダに住んでいて、その暮らしを教えてくれた。その中で一つだけ大切な事があった。それは、食べている途中「音」をたてない、ということだった。日本でもそんなことは決められてはいないが、食器やお箸で音をたてることはやっぱり嫌がれるものだ。
それともう一つ似たような話がある。それは他の外国の食事での食べ方である。どこの国か忘れたけれど、お箸・スプーン・フォークも何も無しで、手で食べるという習慣がある。しかも、右手で食べるらしい。何故かというと、左手はまた違う事に使う手であるからだという。この話は初めて聞いた。日本では、お箸やスプーン・フォーク・を使って食べるけれど、外国では手で食べるのがとても不思議だ。
それと、和食と洋食によって食べ方が違う。和食はお箸で食べるけれど、洋食はスプーンやフォークを使って食べる。和食と洋食の食べ方も全然違う。見た目も違うし中身も違う。料理の仕方によって、美味しいものとまずいものもある。例えば外国の蠍の唐揚げや、
何かの幼虫の炒め物もある。私はそれを見るだけで気持ち悪くなった。《題材》
まるで、地獄の料理みたいだ。《表現》
分かったことは、和食洋食での食べ方も違うし、外国の料理も違う事が分かった。《主題》
講評 tama
【要約】 それぞれの国によって、食べるものや食べ方に違いがあるという内容をまとめることができました。全く違うところだけでなく、似ているけれど少し違うところもあるのですね。
【前の話聞いた話】 外国での食事のマナーについて、聞いたことを書いてくれました。カナダなどでは、食事中に音を立てるのは非常に下品なことだとされているのですね。また手で食事を食べる人たちもいれば、私たちのように箸を使ったり、スプーンやフォークを使ったりする人もいます。
食べるものや料理の仕方も、国によってずいぶん違うのですね。
【たとえ・ことわざの引用】 食べている人にとってはごちそうでも、慣れない私たちにとっては「地獄の料理」(笑)。意外とおいしいのかもしれないけれど、食べるには勇気がいりそうです。
【わかったこと】 食事を通して、国によってさまざまな文化や習慣があるということがわかりますね。違いを知り、それを認め合うことができるよう、いろんなことに目と心を開いていかなければなりませんね。
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