創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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方言には 10人隊隊長
方言のような現象は、幼児の言語に始まったものだと思われる。語源がわからなくなると、もとの語の発音や意味に変化をきすことがある。漢語の場合は使われた漢字が忘れられると意味用法が転ずるものが少なくない。
また、言葉の正しさを論ずる時も、とにかく語源が引き合いに出される。
それは、語源の通りでは、社会状勢の変化に合わなくなるものが多いいからである。社会が複雑になればその分人の心理も単純では無くなるので、語源が正しいということになると、今の現実の社会には合わなくなるものが多くなる。
僕は、いちいち言葉を変えず、昔道理の言い方で、そのまま読んだほうが言いと思う。
何故なら理由の一つに、いちいち材料などが変わる度に言葉全体を変えてしまっては、一体幾つの言葉がこのように溢れ出るのかわからないからである。
その2。長年使ってきた言葉には、人がそれぞれ、愛着を持っているからである。
僕も、いくつか気に入っている言葉がある。それが、別の言葉になってしまうと言うことは、長年使ってきた言葉に終止符をうたなくてはならないからだ。
しかし、言葉を毎回変える事も、悪い事だとは、言いがたい。毎回変わっていくことによって新たな楽しみも生まれていくかもしれないからである。
それでも僕は、言葉がそのままの方が言いと思う。
講評 kira
10人隊隊長くん、こんにちは。ちょっとコンパクトに納めすぎたかなあ。実例を豊かに論じて欲しかった。とくに、創作者としては執筆のときの体験談など織り交ぜてね。
言葉は生き物です。決して固定したものではないね。文法ですら、長い歴史の間にはうつりかわっています。だから、よい変化は見守っていくべきでしょう。
しかし、若者言葉が単に言葉遊びのような省略化に向かうような、そんな変化は食い止めなくてはならない。そういった意味で、言葉を時代の実体にあわせてくるくる変えるわけにはいかないという立場が見えてきます。
言葉には歴史があるよね。そこに愛着もわきます。隊長が、とくに思い入れ深い言葉はなんだろう。先生は、筆入れなんて結構好きです。スプーンでなく「おさじ」というのも。
変化を受け入れない頑なな態度もよくないですが、一つの国の言葉として意味の深さは大切にしていきたいね。
「昔道理」→「昔通り」
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