創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   核廃絶と戦争反対   えとわ

 この話を読んで私は,アインシュタインが「……原子力が将来、人類に大きな恵みをもたらすとは、今の私には、考えにくいのです。原子力は脅威です。」と言った言葉が印象に残りました。そんな危険なものをアインシュタイン博士たちが開発してしまったので,私は悲しいです。でも私達は、この原子力のおかげで、電気がある生活つまり豊かな生活ができているので、楽しい生活を送っています。今は、原子力を発電に使っているけれど、60年も前に原子爆弾として使われたことを考えると恐ろしいです。この話のことで母と話していると、どうすればいいのか言葉につまってしまいました。
 母から聞いた話ですが、チェルノブイリの原子力発電所が、爆発事故を起こし、百八十キロ離れたブジシチェの村まで放射能で汚染されたそうです。ここにある泉の水からは放射能は検出されず、村の人たちはこの泉を守り、生きているそうです。この村の人たちは電気がなくても生活することはできたといいます。その通りだと思いますが、豊かな生活に慣れてしまった私たちは電気がない生活には戻れないと思いました。
この原子力を戦争に使ったことも問題です。前に「おこりじぞう」という本を読んだことを思い出しました。広島に原爆が落ちたときの話です。笑っている石地蔵の所に、一人の女の子が来て、
「水が 飲みたいよう。」
と、繰り返し言います。太陽の照りつける焼け野原に、水など一滴もあるはずはありません。すると、今まで笑っていた石地蔵の顔が、少しずつ変わり始めました。ぎゅう、ぎゅう、ぐい、ぐい、と力が入っていったのです。まるで仁王様のようです。もう、「うふふ」と笑った顔ではなくなりました。石地蔵の目玉から涙の玉が流れ、女の子の口の中に飛び込みました。その後、女の子は動かなくなり、笑っている石地蔵は首から上が粉々になってくだけ落ちました。この本で私は、原爆の恐ろしさを知りました。
 アインシュタインは、ナチスが恐ろしい兵器を持ったら大変だということで、原爆の開発をしたのに、日本軍がハワイを奇襲したことで、戦争が始まり、原爆が日本に落とされたのです。その後アインシュタインは、核廃絶と戦争反対をしたけれど、ソ連をはじめ世界各国で核開発競争が始まってしまったそうです。どうして話し合って仲良くなれないのかなと思いました。私は、友達とけんかをすることがなく、仲良くやっています。相手の気持ちを考えれば、仲良くできるはずです。
今度、戦争が始まったら、地球が滅亡してしまいそうでこわいです。絶対戦争はやらないでほしいです。人類に大きな恵みをもたらさないかもしれない原子力を私たちはどう管理すればよいのでしょうか。脅威である原子力に代わる危険でない物の開発をしてほしいです。

   講評   sugi

 今年最後の清書、内容の濃いものになりました。
 毎週欠かさずがんばって、めきめき力を伸ばしてきたね。新しい年も楽しく勉強をすすめていきましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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