創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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ないしょの話 ぴいち
「どうしよう。お母さんに見せたらおせっきょうだぞ。」
その時は国語の時間でした。私が一番いやなのは、テスト直しの授業です。なぜかというと、点数を気にしてみんなどれ位できているかということを見て嫌な気持ちになるからです。すると、みんなだいたい90点位とっていました。
「このまま家に帰ると、お母さんのなが〜いなが〜いおせっきょうが始まるのかなあ。地獄みたいやなあ。」
と、心の中でつぶやいていました。その時友達が、
「何やっとんの?!ただのテストでそんなに落ちこんで。さっさと覚悟しやあ。ハハ。」
と私の肩をたたきました。その子は何と名前を書き忘れて0点でした。本当は96点なのに。
「私なんかしかられるのが恐くてしょうがないのに、友達は0点とっても少しもびくびくしてないな。お母さんがやさしい人なのかな。」
と、その時思いました。でも、
「きっと友達みたいにさっさと正直に報告した方が、おこられないかもしれないな。」
と、考えました。
「ないしょにしても、まちがった答えは直らないもんね。」
とお母さんにきっと言われる気がしました。
講評 tama
テストの点数を気にしてドキドキしていたぴいちちゃん。お友だちのはげましで、お母さんに正直に報告する勇気が持てたんだね。言ってしまえばすっきりしたでしょう(笑)。楽しいことを秘密(ひみつ)にするのはいいけれど、悪いことはやっぱり早く言ってしまったほうがいいかもね。(^_-)-☆
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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