国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   宗教   A.L

 現存する多くの宗教は、本来人々の心を平安に保つものである。ところが、この宗教が戦争や紛争の原因になっているのは問題である。
 その原因の一つは、思想、考え方の違いに、様々な利権がくっつくからだ。例えば、イスラエルとパレスチナの問題。もともとユダヤ人は、エジプトに居たりバビロン捕囚などにあってはいるが、現在のイスラエル付近に居住していた。ところが、ローマの支配下に入ると、イエスの出現などもあってユダヤ人はヨーロッパ中に散らばった。一方、アラブ人は7世紀にイスラム教が成立してからは、中東を中心に活動してきた。またイスラム教は、ユダヤ教徒やキリスト教徒を啓典の民として認めているため、現代のようないざこざはなかった。中東の地で、ユダヤ人とアラブ人の対立のきっかけとなったのは、第一次世界大戦で対オスマントルコのために行ったイギリスの外交である。イギリスは、反オスマンのアラブ人たちには戦争に協力すれば、独立国を立てることを約束した一方で、国を持っていなかったユダヤ人にも同様な約束をした。第一次大戦後は大きな問題にはならなかったが、第二次大戦でのユダヤ人は迫害後は自らの国を立てるために多くのユダヤ人がイスラエルに移住した。そして、土地を2分割する国連決議に過激派アラブ人が反発し、戦争が起こったのである。結局、アメリカの支援があったイスラエルが連勝を続けたが、冷戦の米ソの対立やイラン革命時の石油利権などと絡んだアメリカの行動が情勢をより複雑にした。
 また、人間が生きていく上での価値観、目標を失い、宗教に頼ることが多くなったからだ。現在、日本には多くの新興宗教があり、一部には過激な思想や詐欺まがいのものもある。
 確かに、無宗教といわれる日本でも、神道や仏教は大きな影響があり完全に決別するのは難しい。しかし、私は宗教が原因となって戦争、紛争が起こるのは問題だと思う。

   講評   kira


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