創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   失敗じゃないもん   ぽぴい



 一昨日、お父さんと台所でキャベツの紙を作りました。この前本で読んで
「一回やってみたいな。」
と思っていたからです。まず初めにお父さんにキャべツを切ってもらいました。そしてキャベツをじゅうそうといっしょにゆでました。ゆでたキャベツはふきんでつつんでしぼって、その後すりこぎですりました。それは私がやりました。まるで鬼みたいに強くすらないといけませんでした。どうしてかというと、キャベツがかたくてなかなかつぶれないからです。すりばちでゴリゴリとすっていたらキャベツが深緑色のドロドロしたジュースみたいになりました。それをうらごし器に入れて丸く切った牛にゅうパック型をのせて水をきりました。そして型をそっと、うらごし器からとりはずしました。型が
「いきなり落ちないかな。落ちたらたいへんなことになるぞ。」
ビクビくしながらやりました。でもちゃんとのっかりました。さいごに型を新聞紙の上において家の中でかわかしました。次の朝起きてさっそく見たら、ぜんぜん乾いていませんでした。そこでお父さんがベランダへ持っていきました。夕方になってワクワクしながら見たら、半分位カラカラで茶色になっていました。でも紙らしくありませんでした。
「茶色いしうすっぺらいしせんべいみたい。」
と思ってがっかりしました。丸一日たったのに半分しかかわいていませんでした。
「水をもっとしぼればよかったのかなあ。」
と私が言ったら、お姉ちゃんが、
「また水にとかしてやり直せば?」
と言いました。でもせっかくここまでかわいたから
「いやだ!!」
とさけびました。そして何だか待ち切れなくなって半分かわいた所をはがしてしまいました。小さい紙だったけど、そこにえんぴつで名前を書いたらちゃんと書けました。だから
「ほら、成功したよ。」
と、お姉ちゃんに見せてあげました。

   講評   yama

 こんにちは。キャベツから紙を作れるなんて、先生はしりませんでした。とてもおもしろいですね!せかいに一つだけしかない自分だけの紙だなんて、うれしいね!

<はじめに絵をかく>紙をもっているぴったりの絵をさがしてくれました。パソコンでももうバッチリだね!
<会話>できあがった紙をみながらお姉ちゃんとした会話を入れてくれました。イメージどおりにうまくできなかったりゆうを二人がいろいろ考えてますね。さいごに「いやだ」とさけんだぽぴいちゃん!「さけびました」としたことで、きもちの高ぶりがうまくひょうげんできています。
<たとえ>「まるで鬼みたいに強くすらないといけませんでした」とたとえてくれました。それはよっぽど力がひつようだったんだね。すっているすがたが目にうかぶようですよ!できあがった紙が「せんべいみたい」というのも色やうすさがよくあらわれています。
<□〇□〇>今回はこのこうもくをたくさん入れてくれましたね。作っているときの音や、気もちがよくつたわってきますち。
<どうしてかというと>鬼みたいに強くすらないといけないりゆうを書いてくれました。ゆでてやわらかくなったキャベツでも、すりつぶそうとするとやっぱりかたいんだね。たいへんな思いをして作った紙!すこしくらいうまくいかなかったことは大目にみて、大事にしてあげてくださいね!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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