国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   さみしいポーランドのお正月   ショウ

さみしいポーランドのお正月
ショウ
 ぼくは今、ポーランドというヨーロッパの国に住んでいます。ポーランドはドイツのとなりの国です。ドイツは小さい頃に住んでいたのですが、どのくらい寒かったかは覚えていません。しかし、ポーランドもすごく寒いのでドイツに住んでいたときに、どのくらい寒かったのかちょっとわかります。朝はマイナス6度くらい。日本ではほぼありえないことだと思いますが、ポーランドは北国なので普通なのです。 
 クリスマスは12種類のお料理を作り、メインは魚のこいです。ポーランド人は普通に食べているらしいのですが、ぼくは泳いでいるこいの姿を想像すると、なぜか食べる気になれません。ポーランドのクリスマスはずいぶん派手だなぁ。
 クリスマスが終わったら大晦日。大晦日は日本食レストランに行ってそばを食べたり、紅白歌合戦を見たりしました。そして、年が明けてカンパーイ!!2006年になりました。
 年が明けたらお正月。お母さんが作ったお料理を食べました。すごくおいしかったです。ポーランドのお正月はどんな雰囲気なのかな、と思いながらすごしていました。しかし、変わったことは何も起こりません。とりあえずスーパーに行ってみても、お正月グッズはひとつもありませんでした。ぼくは、
「ポーランドはお正月など関係なく日本だけにしかないのかな」
と心の中で思いました。日本のお正月のような雰囲気は大晦日で過ごした日本食レストランや他の日本食レストランだけかなぁと一瞬思いました。あとで考えてみたらやっぱりお正月というのは日本のものだと思いました。
 ぼくは、あと二年間ポーランドで過ごすので今のうちにしっかり勉強しておかないと。
「日本では今頃みんなで楽しく騒いでいるだろうな」
と思うと、日本で生活している人はいいな、とつい思ってしまいます。
 そして、来年と再来年もこのポーランドで過ごしていきます。今度は、クリスマスやお正月のことだけでなく、いろいろなポーランドの行事を覚えて、日本の友達に教えてあげることができたらいいなと思っています。本当に楽しい一年でした。

   講評   siori

ショウくん、新年明けましておめでとうございます。いわゆる「お正月」の行事には日本ならではのしきたりや伝統がぎゅっとつまっているのですね。ポーランドに行ってあらためてそのことが分かったんですね。最後の「いろいろなポーランドの行事を覚えて、日本の友達に教えてあげることができたらいいな」という考えが光っています。

<動作情景の結び>「結び」とは最後の一行のことです。たとえばこんな感じはいかがでしょうか。
(例)本当に楽しい一年だったけど、やっぱりちょっとさみしいなあ・そんなことを考えながらぼくは年越しそばをズルズルっとすすりました。(動作)

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